自然と。

　何となく秋の気配を感じることが多くなりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は半袖を着て季節の移り変わりに一人抵抗しています。

　昨日は職場で飲み会があって帰宅が日付を越えてしまいました。代表者がメンバーのチームワークを高めてほしいとのことで経費で行ってこいとのことだったのですが、私がそんな放任主義ではダメですよといなして、代表も同席してもらうことにしました。最初は渋っていたのですが、結局参加して一番しゃべっていたのが代表だったので、結局参加したかったのかなと思ってしまいました。本心では行きたいにも関わらず、誰かが誘ってくれるまで行くとは言わないというやたら面倒臭い態度をとるひとは本当に多いですよね。と言っている私もちょっと前までは同じだったような気がします。

　しかし、飲み会でチームワークが向上したかというと残念ながらあまり効果がなかったのが率直な感想です。確かに一回飲み会したぐらいでチームワークが上がればみんな苦労しないですよね。ただ、メンバーの一人が私が辞めるなら一緒に辞めると断言していたので、「本当に？」と首を傾げながらもそんなことはやめた方がいいよとやんわり説得してしまいました。別に意識しているわけではないのですが、なぜか私にやたらと話を聞いてほしいと思う人が自然と寄ってくるので不思議です。

　一方、学生からはちょくちょく連絡が来て近況報告をしてくれます。それに返信するのはとても楽しい反面、何もできない自分がとても歯痒く感じてしまいます。大学教員だったら何かできるのかと言えばなにもできないのですが、それでも自然と学生たちに寄り添えることができました。それが今は全くできないのはとても辛いです。やっぱり早く大学教員に戻らないといけないなと改めて思いました。まだまだ先が見えない道を歩み続けていますが、それでもやがてくるであろう出口にむかって今日も精一杯生きるのみです。

　これから大学教員になるひとには、自然と人が集まる人になってほしいと思います。そして、自分と自分が大切にしたいひとが笑顔で語り合う日々を創造してほしいと願います。