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これさえ取り組めば言語化できる!朝読書におすすめな本とは?
本を読む機会は多いですが、特に朝は頭がすっきりしているので、集中して読んでいます。特に電車のなかで本を読むことが多いです。
学校によっては、朝読書の時間を設け、絵本を読む習慣をつける取り組みがあると聞きます。私の著書も朝読書の時間に読まれていると聞いたことがあります。
今回は、朝読書におすすめの本をご紹介します。タイトルは『モヤモヤをするっと言葉にする 言葉の便秘をなくす言語化ゲーム』。著者のひきたよしあきさんは、博報堂に勤務後、現在はコミュニケーションコンサルタントとして活躍されています。
本を手に取った感想ですが、イラストが多く、ビジネスマン向けというより学生向けの印象を受けました。ビジネス書コーナーに並んでいましたが、対象読者が少しずれているかもしれません。ただ、小学生にはとても良い内容だと感じました。
最近、"言語化"という言葉がトレンドになっています。本書では、その言語化を実現するためのトレーニング方法が紹介されています。その中で特に興味深かったワークをいくつかご紹介します。
花を10個挙げる
1つ目は、「花を10個挙げる」というワークです。社会人になると記憶を鍛える機会が減ります。記憶したことをアウトプットする機会も少なくなるため、アウトプット力を磨くトレーニングになります。小学生のほうが記憶する機会が多いため、取り組みやすいでしょう。
『やばい』を言い直す
2つ目は、「『やばい』を言い直す」ワークです。「やばい」は便利な言葉ですが、具体的に何がやばいのか分かりにくいものです。「やばい」の裏には「すごい」「怖い」「驚いた」などの意味が隠れています。それを適切な言葉に置き換えることで、表現力を磨く訓練になります。
他人の頭で考えてみる
また、「他人の頭で考えてみる」ワークもあります。例えば、「アインシュタインならこの事象をどう考えるか」「スティーブ・ジョブズならどのような判断をするか」と想像してみます。さらには、「10年後の自分ならどう考えるか」と未来の自分になりきって思考する方法も紹介されています。
漫画のセリフを書き込む
本書には、漫画のセリフを書き込むワークもあります。漫画のシーンを見ながら、キャラクターがどのようなセリフを言うかを想像し、書き込む形式です。表情や雰囲気を考慮しながら取り組むため、楽しみながら学べる内容になっています。
文字数制限を意識して話す
さらに、「文字数制限を意識して話す」ワークもあります。例えば、40文字以内で話すことを意識すると、短く分かりやすい伝え方が身につきます。長く話し続けると、相手が理解しづらくなるため、適度に区切ることが大切です。
自信がないと、話がまとまらずに長くなりがちです。短く言い切ることを意識すると、説得力のある話し方ができるようになります。
大人にも役立つワークが多く、特に自分の意見を伝えるのが苦手な人にはおすすめ。言葉を鍛えるトレーニングを習慣化すれば、日常生活にも活かせます。若いうちからこのような訓練をしておくと、社会人になってからも役立つでしょう。
本書は96ページほどで、読みやすい構成になっています。朝読書にも適した一冊ですので、ぜひ手に取ってみてください。
今日の言葉
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