時代の流れに乗る
わたしはラテアートのカフェを10年しているが、電子マネーが出てきたのはここ数年だ。
ペーペーという言葉が耳につくようになったのもここ数年だが、以前に比べるとペーペーで支払うお客さんが増えているのは確実だ。
最初の頃は「支払いはペーペーで。」と言われると
「ナウいな、このお客さん」
とか思ってたのだけど、最近ではもうみんな当たり前のようにスマホをQRコードにかざす。
もうなくてはならない存在だ。
自分自身がぺーぺーの業者として登録するのも迷ってた時期があった。
「なんかややこしそう。」「なんかむずかしそう。」
先入観が勝つ。
みたことないもの、きいたことがないもの、なじみがないもの、
わたしはすぐに先入観を持つ。
ある意味、自己防衛な本能なのかもしれないけど、そのケースにおいてはそんなこと言ってると時代の流れに取り残されるのは重々分かっていたので、頭の中をサラサラまっしろにして業者登録した。
もちろんしてみたら、なんのことはない。なんの苦労もない。
むしろラテアートを描いてる途中の会計に、手を止めたりお客さんを待たせたりすることをしなくて良いのが本当に助かる。
ラテアートを描いてる途中に「お会計お願いします」と一万円出された日にはポーカーフェイスで超焦る。
ラテアートは絵を描いてる途中に投げ出すとその間に泡が弾けて描きにくくなるのだ。
空気を読むお客さんの中には、私が描いてる途中はお財布を手元に出して座って私の方を眺めている。
横目でそんなお客さんをチラチラ見ながらこれまたポーカーフェイスで超焦る。
お客さんのそのつぶらな干しブドウのようなかわいい視線にいたたまれなくなり、手を止めてお会計をするときもある。
(お客さん、気を遣わせるお店でごめんなさい)
そんなとき、ペーペーは救世主なのだ。
まぁ、手数料を取られるけど、それ以上の価値がわたしにはある。
さらに気がきくお客さんだと「ペーペーと現金どっちがいい?」とわたしの好みを聞いてくれるのだ。
わたしはなんて幸せなんだろう。こんなとき、わたしはイチゴがいっぱい乗った誕生日ケーキを食べてる気分になる。(食い意地どんだけ)
そんなお客さん、本当にありがとう、その心がウレシイです。
そしてペーペーからの月に一度の振込も楽しみなのだ。
天からのプレゼントのように思える。(超単純)
すごく前置きが長くなったけど、要は何が良いたいかというと、時代の流れに乗ろうってこと。そして時代の流れはめちゃくちゃ早い。デジタルVSアナログなところも否めないけど、そこはいいとこ取りでいいじゃないか。たまにデジタルを否定してる人も見かけるけど、SNS上でデジタルの否定してるって矛盾してないかい?と思う。あなたがいるその土俵、デジタルだぜってね。まあ、バランスが大事なんだろうけど、ね。
でもわたしは時代の流れに柔軟に対応していきたいな。まぁ、そういうのが好きなんだろう。
ちなみにこの前、年配男性二人がカフェに来たんだけど、話題は
ChatGPT
だった。
もうミミの耳はその時点でダンボだよ。
まさにわたしの理想の姿だったわ。
Mimi
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