本当に1人っきりでお笑いライブをした
永久歯だろうがポイ!
お笑いライブやテレビは多くの人がかかわっている。具体的に言えばテレビにはどんなに少なくても『金スマ』のMC陣の後ろに座っている女性分くらい居る。なので『金スマ』にはMC陣の後ろに座っている女性たちとは別にMC陣の後ろに座っている女性分くらいのスタッフさんがかかわっている。
対してお笑いライブはもっとかかわってくる人数が減ってくる。出演者以外のスタッフは札幌市北区麻生のダイエーで行われていた『レシート抽選会』くらいの人数でまわる。4人くらいで、『金スマ』のMC陣の後ろに座っている女性分ほど並んだお客さんをさばいていた。もっといえば1人でやるライブもある。スタッフ、ではなく、全部トータルである。演者がひとりっきりの単独ライブでレンタル会議室をおさえ、開場時刻になると衣装を着たメインがお客さんからチケット代をもらう。いったん袖に引っ込んで、「はいどうもー!」と飛び出してくる。本当にある。
この人数どうやって裁いてんのよ。
(回によってはスタッフもいるらしい)
ただやはりお客さんはいる。
6/28(日)、6/29(月)の2日間連続で行なったのは
そういう意味で、完全一人っきりのお笑いライブだった。
音楽スタジオの『スタジオノア下北沢店 2Gst』に一人で入り、そこから4時間一人っきりだった。最近課金し始めたradikoで『爆笑問題日曜サンデー』『土田晃之日曜のへそ』『コメディアンラプソディ』を聞きながら作業した。当たり前みたいにすごい芸人さんの名前と『コメディアンラプソディ』と書いてますが、これは北海道で活動しているセンチメンタルのラジオなので爆笑さん→土田さん→センチメンタル、と文章の上ですっごいフォークボールを投げてます。(面白いけど)
でもお笑いライブの準備をしながらラジオを聴くなんで初めての経験だった。普段ならそんな暇絶対ないんだけど、なんかもう人の声を流していないとおっかなくて。
スタジオノアさんはセキュリティが素晴らしくて、入り口のモニターに全スタジオの様子がうつっている。もちろん確認はしてないが、当然そのモニターには『赤いベストで1時間動き回るひと』や『着替えで一瞬パン1になるひと』、『小さい紙に統一性のない単語を30分書き続けるひと』がうつりつづける。
これもうつってる。
自分でオープニング映像を再生し、出囃子を流し、小道具を出し、という作業を、一人きりの空間でやるのは、お笑いライブをやる最高の楽しさとは別に、今まで感じたどの感情にもまったく当てはまらない気持ちに支配された。
一番特徴的なのは終演後、『配信終了』をクリックしたあと25分で片づけて、電車で移動し、半額の一口ヒレかつを買って、あっという間に家についてしまった。
メリットでいうとあっという間に家につけるので、すぐにお風呂入れるし、すぐ寝れること。デメリットはめちゃめちゃにひとりになってしまうこと。全国に住んでいるお客さんが見てくれて心の底からお客さんに生でお笑いを届けられて本当に良かった。でももしこのお客さん方がライブ会場で爆笑している顔を見られたらな、と思うといま世界中ではやっている骨折がはやく収束すればなあと思いました!
【今回のライブのアーカイブが残ってます】
変なギャグを50個やるライブ(7/12まで)
新ギャグおろしライブ(7/13まで)
現役JKの鷹匠チャンネル