見出し画像

車中泊旅と温泉

以前も同じようなテーマで書いた記憶はあるが、今回は車中泊と温泉の関係性やどんな温泉があるのかに絞ることにした。
もちろん車中泊に限らずとも温泉目当ての旅をする人は多いだろうが、今回は車中泊旅の経験から書いてみた。


温泉の種類や入浴できる時間など

日本には温泉の種類も多くある。
温泉の種類と言っても泉質ではなく施設の種類だ。
・日本中の地域にある日帰り温泉
・温泉街の温泉宿
・温泉付き道の駅
・ホテルの温泉
・古くからあるかけ流し温泉
・スーパー銭湯
・街の銭湯

日本中にある日帰り温泉

私の住む兵庫県北部にも多くの日帰り温泉がある。

日帰り温泉のメリットは全国にあって駐車場も完備され、気軽に入浴できることだ。
デメリットは混みあうことが多く営業開始時間が概ね遅いことだ。
私も多くの県で日帰り温泉を利用したが10時オープンの施設が最も多かった。

統計を取ったわけではないが、午前10時から21時まで営業している日帰り温泉が多い。
中には午前6時にオープンする温泉もある。
例えば兵庫県豊岡市のシルク温泉は宿泊もできて6時から日帰り入浴をすることができる。

そうかと思えば11時オープンの日帰り温泉もある。
料金は概ね700円前後だ。

私が車中泊旅で日帰り温泉を利用する場合は遅めに行くことが多かった。
オープン時や夕方は混み合うことが多いからだ。
やはり温泉は空いている時間にゆっくり入りたいものだ。

最近は車中泊をする人も多く、日帰り温泉を利用する人も増えているようだ。
客層を見るとオープン時に多いのは地元の人だ。
朝に利用する場合は地元客の一陣が引いた時が狙い目だ。
10時オープンなら11時ごろだ。

自治体が運営している日帰り温泉では補助金を出していることも多く、入浴料が格安の温泉もある。
例えば福井県おおい町のあみーシャン大飯は町外者400円だ。
私が以前利用した時は300円だったが町外者に限り値上げしたようだ。
島根県雲南市の海潮温泉桂壮は今でも入浴料は300円だ。
同じ雲南市のみとや深谷温泉ふかたに荘も6時オープンで入浴料は380円だ。

温泉街にある温泉宿の日帰り入浴

日帰り専用の温泉施設がある温泉街も多い。

しかし私が車中泊旅でよく利用したのは温泉宿の日帰り入浴だ。
料金が1,000円以上と少し高めに設定してある温泉宿も多いが、中には700円と良心的設定の宿もたくさんある。

宿によって入浴できる時間などの条件は違うが、狙い目は早朝かチェックイン前の午後2時から3時くらいだ。
日帰り温泉との違いは温泉旅行者と同じような気分で入浴できることだ。
シャンプーなどのアメニティも高級品が置いてある温泉は稀ではない。

車中泊旅でちょっとした贅沢気分を楽しむことができるからお勧めだ。
日帰り入浴した温泉宿の中には、今度は宿泊してみたいと思える宿も少なくなかった。

車中泊が難しい温泉街もあれば、車中泊が容易な温泉街もある。
兵庫県で言うと有馬温泉や城崎温泉は車中泊の難しい温泉街だ。
城崎温泉にはRVパークもあるが一人なら割高だ。

それと比較すれば湯村温泉は駐車場にトイレもあり、日帰り温泉もあって容易に車中泊できる。
因みに城崎温泉から湯村温泉までは1時間足らずだ。

私がよく行った温泉街は鳥取県の湯の郷温泉や、同じ鳥取県の湯原温泉だ。
湯の郷温泉は安価な市営駐車場にトイレもある。
湯原温泉には真庭市が運営している1泊1,000円の安価なRVパークもあるから一人車中泊でもお勧めだ。
西の横綱と言われる温泉の泉質もお勧め理由だ。

温泉付き道の駅

車中泊する人にとって一番都合のいいのが温泉のある道の駅だ。
温泉に入ってそのまま車中泊で仮眠をとることができるからだ。
しかしデメリットは混みあうことが多く営業開始時間も遅いことだ。

兵庫県なら神鍋温泉ゆとろぎによく行ったが、温泉のある道の駅は調べれば全国にたくさんあるようだ。
道の駅に併設された温泉の中には車中泊禁止という看板を挙げているところもあるから注意が必要だ。

私が車中泊旅でこのタイプの温泉を利用する時は敢えて昼の時間帯を選んだ。
閉店時間近くまで混んでいる場合が多かったからだ。

ホテルの温泉

車中泊旅をしていた時は各地にあるホテルの温泉をよく利用した。
温泉街の宿というわけでもない温泉風呂のあるホテルだ。

例えば岐阜グランドホテルや徳島県のホテル祖谷温泉(いやおんせん)だ。
長良川沿いにある岐阜グランドホテルは早朝6時に日帰り入浴した。
日帰りにしては料金が高いが、高級感があって空いているのがメリットだ。
バスタオルやシャンプーなどのアメニティも無料で使えるのもありがたい。

ホテル祖谷温泉には、高知に旬のカツオを食べに行った帰りにわざわざ立ち寄った。
祖谷峡の谷底にケーブルカーで降りていく露天風呂が有名だが、その日は利用者が多かったので敢えてホテル内にある温泉に浸かった。
料金も安く人も少なく、ちょうど新緑の山々が美しい時期で最高の温泉気分を味わえた。

山口県下関市のホテル西長門リゾートではエメラルドグリーンのオーシャンフロントも記憶に残っている。

これらは車中泊旅で最もお勧めできる温泉だ。
デメリットは料金が高いことと時間設定がまちまちなことだ。
しかし中には日帰り温泉と変わらない料金設定のホテルや、宿泊客がいない時間に入浴可能なホテルも多い。

古くからあるかけ流し温泉

私は温泉にこだわるタイプでもないが、それでもこのような温泉には度々足を運んだ。
例えば愛媛県の小藪温泉だ。
山の中にある一軒だけの木造三階建ての温泉宿だ。
何とも風情のある温泉だ。

同じ愛媛県の道後温泉本館神の湯は料金も安くお勧めの温泉だ。
長期間かかった保存修理工事もやっと終わったようだ。
この千と千尋の神隠しのモデルと言われている温泉は日本最古とも言われている。
私は早朝の開店時間に訪れた。

鳥取県の関金温泉 関の湯共同温泉に私が行ったときは入浴料200円だった。
小さな湯船でシャワーもないが、これこそ地域で愛されているかけ流し温泉だと思った。
私が行った時間は地元民の一陣が帰られたオープンから1時間後で貸し切り状態だった。

車中泊旅と温泉まとめ

私が車中泊旅をしていて利用したのは概ね今書いたような温泉だ。
スーパー銭湯や都市部にある街の銭湯には行っていない。

旅と温泉にこだわるなら古くからあるかけ流し温泉や温泉街の温泉宿がお勧めだ。
私は空いていてゆっくり入ることができる温泉を好んで探したこともあり、各地の日帰り温泉よりもホテルの日帰り入浴をすることが多かった。

普通のホテルでも日帰り入浴できる温泉で、しかも空いているであろうホテルを探した。
小豆島のオーキドホテルもそのひとつだ。

日本には色々なタイプの日帰り入浴できる温泉があるので試してほしい。

#日本の温泉 #日帰り温泉 #温泉の種類 #車中泊と温泉 #車中泊旅 #定年退職 #旅と温泉


いいなと思ったら応援しよう!