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韓国ひとり旅を楽しむには?

この記事は有料のマガジンに振り分けたがほとんど無料で読める設定にした。
それはこれから海外ひとり旅をしてみたいと思う人の切っ掛けにしてほしいからだ。

友人や家族と行く旅行とひとり旅は異質なものだ。
話し相手もなくその瞬間を共有する者もいない旅だからだ。
そのことを承知したうえで行くのがひとり旅だ。
今回は韓国でひとり旅を楽しむ考え方について書いてみた。


ひとり旅に向いている旅の形とは

ひとり旅で共有の楽しさは期待していない。
例えば有名な焼肉屋に行ってうまいサムギョプサルを食べるといったグルメ体験は、共有する人がいてこそ楽しめるものだ。
逆に一人だから楽しめることもある。
誰にも気を遣わなくていい自由こそがひとり旅の魅力でもある。

韓国ひとり旅にツアーが向かない理由

グルメ旅やショッピング旅はひとり旅には向いていない。
ひとり旅に向いているのは歩き旅や体験旅だ。
体験と言ってもグルメやショッピング体験ではなく文化や人とのふれあい体験だ。
さらに言えばアクシデント体験だ。
そんな韓国ひとり旅をする上ではツアーも向いていない。
海外ひとり旅にツアーが向いていない理由はいくつかある。

先ずツアーの場合は概ね二人以上が最小催行人数となっている。
海外旅行のツアーではほとんどの場合この条件が付いている。
ただ、そのツアーの日に他の誰かが二人以上申し込みされていたなら一人でも申し込み可能だ。

申し込みが可能というだけでそのツアーの最低金額では受け付けてもらえない。
多くの場合ツインの部屋に二人が宿泊することになっているからだ。
例えば28,000円の3泊2日ソウル旅行のツアーがあったとしたら、ツインの部屋に一人で申し込む場合のオプション料金は28,000円だ。

つまり総額56,000円という設定になっていることも多い。
安いには安い理由があるということだ。
ホテルも付いて航空券だけを買うよりも安い料金は魅力だが、あくまで家族や友人と行く設定だ。

韓国ひとり旅に向いているツアー

韓国ひとり旅にも向いているツアーと言えば現地企画ツアーだ。
例えばツアーでしか行くことができないDMZ(非武装地帯)日帰りツアーだ。
現在板門店ツアーは中断されているが、第3トンネルツアーは催行されているようだ。

このようなツアーには日本人だけでなく外国人が多く申し込んでいて、世界中の人との一期一会のチャンスでもある。
因みに第3トンネルツアーはソウルの旅行代理店でも空きがあれば前日申し込みできるが、日本を出るまでに事前申し込みするのが確実だ。

DMZツアーだけでなく、ソウルから春川(チュンチョン)日帰りツアーや、スウォンファソン日帰りツアーなども販売されている。

しかしこのようなツアーは一期一会のチャンスというだけで、逆に言えばネガティブな要素も含んでいる。
多くの人は友人や家族と申し込むことから一人という孤独感を自覚させられることに繋がるからだ。

例えばバスの中で、同年代の人が友人と楽しそうに笑いながら会話を楽しんでいたらどうだろう。
寂しさが募ることもありえるということだ。
現地企画ツアーに申し込む場合は、それも含めたひとり旅だと思うことだ。

ひとり旅なら個人旅行がお勧めな理由

個人旅行がひとり旅に向いている理由も一つではない。

個人旅行とはツアーや団体旅行とは違い、個人が主体者となって組み立てる旅行のことだ。
飛行機やホテルの予約、観光や現地での移動など全て自分で企画しなければならない。

言い換えればその自由度がひとり旅に合っているということだ。

その自由は現地での行動だけではなく計画の自由度も高いことだ。
旅は思い立った時から始まっている。

想像力を膨らませて計画する段階が最もひとり旅の楽しい時間でもある。

その時に考えるのは韓国の文化体験や初体験、現地の人とのふれあい体験だ。
文化体験とは例えばキムチを作る体験教室などだけの話ではない。
それも悪くはないが、例えば電車に乗ったり路線バスで移動することも含まれる。

韓国の人たちが普段生活をしている中に紛れ込むことこそが韓国の文化を体験することになる。
コンビニでお金を払い、レジの人に一言韓国語で声をかけることも文化体験だ。

私なら「カムサハムニダ」ではなく「スゴハセヨー」と笑顔で声をかける。
コンビニで買い物をして「ありがとうございます」というより「お疲れ様です」の方が自然だからだ。

これこそがひとり旅の魅力とも言えるところだ。

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