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北朝鮮をまたぐイムジン河と北漢江の街に行ってみないか?

何度かソウルに行っている人や、少し変わった旅行がしたい人向けに紹介したいのがソウル郊外だ。
ソウルから日帰りができて誰でも楽しめる観光地を紹介する。
一般では行けない北朝鮮との国境の非武装地帯と誰でも行ける国境の街パジュ、国境から50キロの地点にあるチュンチョンだ。


ソウルから1時間で行ける坡州と春川

ソウル市内では経験できない旅が期待できるのがイムジン河を渡った非武装地帯の日帰り旅だ。
イムジン河の手前には非武装地帯とは縁のなさそうなお洒落な観光地も存在する。
国境の街パジュは2つの顔を持つ観光地だ。

ツアーでしか行けない北朝鮮との国境DMZ

北朝鮮との国境に沿って流れるイムジンガン(臨津江임진강)のある街こそがパジュシ(坡州市)だ。
イムジン河はパジュシの南西で漢江と合流して海に流れ出ている。
因みにイムジンガンの上流は北朝鮮側でリムジンガンと呼ばれている。

パジュシの観光地はそのイムジンガンを渡って国境近くに行くDMZ「非武装地帯」ツアーと、個人で行くことができるイムジンガンより南側の二つに分けることができる。

DMZ「非武装地帯」には個人で行くことはできない。
ツアーに申し込んで大型バスで行くことになる。
非武装地帯とは国境(軍事境界線)から両国側に2キロの範囲をいい、軍事活動が許されていないエリアのことだ。

その中でも現在パンムンジョン(板門閣)のあるJSAと呼ばれる共同警備区域に行くツアーは中止されている。

ツアーで行けるのは北朝鮮が密かに掘った第三トンネルやイムジンガク公園、自由の橋、トラチョンマンデ(都羅展望台)、トラサンヨク(都羅山駅)などだ。
休戦状態にある南北の緊張感を体験できるツアーだ。

DMZツアーはソウル市内の旅行会社でも申し込みはできるが、早めに日本でネット予約しておくのが確実だ。
ツアー料金も1万円前後なので比較的参加しやすくなっている。
「DMZツアー」というワードで検索するとすぐに多くの会社のツアーにヒットするので試してほしい。

誰でも許可なく行ける北朝鮮国境の街パジュ

ソンドンサゴリ交差点を中心にしたパジュ市の観光地

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