心の通わせ方
感動って言葉ではない。
何か美しいものを見たときや感じたとき
それは言葉では表せないことがある。
人によっては
声音が上がったり、体が動き出したり、
鼓動が早くなったり、鳥肌が立ったり、
誰かに話したくなったり、一人で噛み締めたかったり、
いろんな反応の仕方があるだろう。
それを人と共有するときの
表現の仕方は人それぞれ。
誰かと一緒にいる時
感動を言葉で確かめ合いたい人もいるし
同意を得たい人もいるし
それぞれの感情に任せられる人もいるし
黙っていても伝わる人もいる
わたしの場合は
壮大な景色を見た時も
美しい環境に身を置いた時も
無言で物思いに耽っている
誰かと一緒にいたとしても
話をする訳でもなく、
ただどこかを見つめている
そのせいだろうか
よく何を考えているのか
わからないと言われる
そんなのわかるわけがない
わたしにもわからないんだから
そういうことで、
わからないままに
しておいてくれる人といると落ち着く
そこに言葉はいらない
感じ方の共有も必要ない
各々の感じ方でそのひとときを
味わい尽くせばいいと思う
人は言葉なしでは生きていけないけれど
言葉は時に無力になることもあるのだ