生活発表会・お遊戯会 年長ダンス かっこいい・感動の嵐!成功に導く3つのポイント!⑥
年長さんのダンスの成功は「かっこよさ」と前回書きましたね。
みんなで作り上げるかっこよさ。
いろんなかっこよさがあります。
今日は・・・
みんなで作り上げるかっこよさ。
これは大人になり一つの仕事やプロジェクトを仲間と力を合わせてやっていく中でもよく使う言葉です。
みんなで作り上げる・・・この真髄は「自分の役割を果たす。」ということが根底になければできないことです。
ではダンスにおいて自分の役割を果たす、とはどういうことでしょう。
まずは人の振りを見ないで自分で踊れるようにすること。
園でのダンスにおいて、一人一人の振り付けが全く違うというダンスはあまりありません。
だいたいみんな同じ振り付けを踊りますよね。
しかし、同じ振り付けだからと言って、忘れても隣の人をちょっと見たらOKという心構えではいつまでたってもピシッと揃えたりはできません。
つまり「しっかりとダンスの振り付けは自分で覚える。」それがみんなできてから一つの物を作り上げていくわけです。
そうすると振り付け以外のこと、体の角度や目線をどこにするか、とか気持ちを揃えて、みんな笑顔で・・・とダンスを作り上げることに心を一つにしていくことができます。
ただただ振り付けを踊るだけの目標をもう一段階上げて、みんなで作り上げるためには自分の役割を果たし、その上でみんなで目標に向かっていける・・・そんな体験をさせてあげて欲しいと思います。
ちょっと突飛な例えですが・・・
宝塚歌劇団のラインダンスは有名です。
初舞台生は必ずラインダンスの場面があります。
途方もないくらいの練習をしていくわけですが・・・
では、あのラインダンスがビシッと揃うまでにはどれだけの練習と話し合い、そしてまた練習を繰り返すことでしょう。
40名〜50名近くの人がいくら一人一人がしっかり踊ったとしても、小さい娘役と背の高い男役の背丈の違いは30cmの差があるわけです。
すぐに綺麗に揃うはずがありません。
ラインダンスという一糸乱れずに踊るダンスを作り上げるまでには、技術ももちろんのことですが、気持ちを一つにしてみんなで作り上げる!・・・という目標に向かってただひたすら精進するのです。