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追記あり バイデン大統領の議会演説について

1日間限定公開のつもりでしたが、思いのほか閲覧件数が多かったので、このまま公開継続します。

また、堅苦しい話になってしまいました。私の考えが正解とは限りませんが、この変化の時代を読み解くためにも、あまり興味がない方でも、ざっとお目通しいただければ何らかのお役に立つかもしれません。


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個人的に、バイデン大統領の動向に注目していますが、

noteにても、「新しい時代」におけるキーマンになる人物であると記述していますので、

しばらく、彼がいかに、アメリカや世界各国を引っ張っていこうとしているのかを、追跡して行きたいと思います。

今は、時代のターニングポイントにもなりかねない重要な時期かもしれないので、自分なりに考えてみました。

すべて、あくまでも、一市民である私の個人的意見なので、何らかの参考になれば、という気持ちでまとめているものです。

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4月28日に、バイデン大統領は、米連邦議会の上下両院合同会議で就任初の議会向け演説を行いました。


議会演説の内容>

バイデン氏「米国は再び前進していく」 

議会向け演説で国民鼓舞  4/29(木) 11:10配信  毎日新聞

バイデン米大統領は28日、米連邦議会の上下両院合同会議で就任初の議会向け演説を行い、新型コロナウイルス感染症対策が進展しているとして「米国は再び前進していく。米国は決して倒れたままではない。いつも立ち上がるのだ」と国民を鼓舞した。

29日で就任から100日を迎えるバイデン氏は「最初の100日間では歴代大統領で最も多い130万件以上の雇用を作り出した」と実績を強調。「この国を築いてきたのは中間層だ」として、教育の充実や子育て支援など10年間で1兆8000億ドル(約195兆円)規模の格差是正計画を新たに打ち出した。

 バイデン政権は新型コロナ対策や経済再生のため、3月に関連法が成立した1兆9000億ドル(約206兆円)規模の大型経済対策に加え、8年間で2兆ドル(約217兆円)規模の環境・インフラ投資計画も明らかにしており、格差是正計画を含めると予算規模は総額5・7兆ドル(約618兆円)に上る。【ワシントン秋山信一】


ジョー・バイデン氏の略歴(Wikipediaより)

民主党に所属し、ニューキャッスル郡議会議員、デラウェア州選出連邦上院議員、バラク・オバマ政権で第47代副大統領を歴任した。2020年アメリカ合衆国大統領選挙(2020年11月3日実施)に民主党の大統領候補として出馬して当選を果たし、2021年1月20日に大統領に就任した。ジョン・F・ケネディ以来2人目のカトリックの大統領である。また就任時の年齢は78歳で、アメリカ合衆国史上最高齢の大統領である。


<議会演説の感想>

1. 演説内容の要約

アメリカの大統領にバイデン氏が就任したことで、

私が今まで懸念していた、欧米や日本などの自由主義国での、「個人主義」「資本主義」「物質主義」の暴走に歯止めがかかるのではないかと思います。

具体的には、今まで足りなかった分野に多額の資金を投入して、実施して行くという計画になっています。

「教育」や「子育て支援」などに、10年間で1兆8000億ドル(約195兆円):年間約19.5兆円

「環境・インフラ投資計画」に、8年間で2兆ドル(約217兆円):年間約27.1兆円

「新型コロナ対策・経済再生」のために、1.9兆ドル(約206兆円

の予算を投じるという内容です。


2. 内容の解説

つまり、コロナ対策以外に、将来を担う子供の育成、および、脱炭素化などに、多額の予算をかけて実行して行こうというものです。

もちろん、研究開発、科学技術改革、などにもお金をかけ、経済成長は維持して、軍事費は減らしてゆこうというものです。

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資金は、富裕層から調達するのと、軍事費削減、および、やはりドルの増刷にも頼るのでしょうか。

まだ計画段階ですから、反対政党の共和党を含む、米国議会での承認が必要ですし、資金調達に関しFRBとの調整も必要となりますが、

個人的には、方向性として正しい向きになったように思います。


3. 感想

「新しい時代」シリーズにて、環境破壊や大気汚染など対策のため、「脱炭素化」が必要と書いていますが、その方向と合致します。

上記のように、「個人主義」「資本主義」「物質主義」の暴走に歯止めをかけ、「脱炭素化社会」を目指すということになるようです。

バイデン大統領の今後に期待したい、というより、地球や人類の存続のためには「マスト」項目のように思えます。そして、民主主義国家では、国民(ここでは米国民)が、主導権を握っているはずです。

うまくいくかどうはは、実は米国民次第、というところもあるのではないかと思っています。

そして、その鍵をにぎるのは、「自然そのもの」ではないかとも思います。

追記:やや強引かもしれませんが、思いついたことです。

人間を含めた地球が、ひとつの生命体とすると、

環境問題は、人間でいう「慢性病」「生活習慣病」の類とも考えられます。「病気」は、敵ではなく味方であり、行いを改めろという警告であるならば、人間の行いを正せば治るものと考えられます。

人間の手で起こした環境問題は、必ず人間で治せる筋合いのものですから、問題は、治そうという意識がないこと、実行しないということになります。

まず、ひとりひとりが、環境問題について真摯に考えることから始めることだと思います。


ーーー> 「新しい時代」シリーズもご参考されれば幸いです。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。


ーーー音楽ーーー

ナルシソ・イエペス/アルハンブラの思い出


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