時計は男の身だしなみ、覚えておいてそんは無い世界3大時計(夏休みの自由研究・ブランド編)
はいどーも、ユーマです。
今日も例によって夏休みの自由研究(ブランド編)なんですが、今日はですね、男性・女性ともに知っておいて損はない時計の知識についてです。
男性は就職して最初に買ったほうがいいものの一つですし、
僕たち男は時計について女性に上手く褒めてもらいたいものなんです!!
だから、女性にも是非とも知って頂きたいのが時計ブランドについて。
上手く上司の時計を褒めることができたら気に入られたりすると思います笑
<よくある危ないシュチュエーション>
飲み会に行ったり、ミーティングの余談で時計の話題が上がることはたまにありますが、女性含め男性陣の皆さんが好きなのはファッションブランドが出してる時計のことが多いですね笑
僕も大学に入ってからそーいう現場に何回か遭遇していますが、みなさんがファッション時計が好きなのも分かりますが、いい時計をつけてる人の前でファッション時計の事をかっこいい〜!!とかいくらしたの??と、社会人になっても言ってしまうと危ない”かも”しれません。
時計ブランドを知っていると、見る目が変わってくると思いますよ〜笑
まぁここまでの前座で、時計で人を判断するなんて最低!と思われる方は多々いると思いますが、あくまで雑学程度に知っていただければ幸いです。
<”時計”はもともと”土圭”>
まず人類が時間を測り始めたのは何千年も昔の話なんですが、
もともと時計の漢字は「時計」じゃなかったんですよ、
もともとは「土圭」と書いていたんですけど、皆さん理由分かりますか?
答えは、もともとの時計は今のような腕時計を指していたわけではなくて、日時計を指していたからなんです。
日時計は地面に棒を立てて影の位置で時間を知る装置でした。
という事で、時計は地面にあるものだったんですよね、だから「土圭」と書かれていました。
最初の日時計は紀元前2千年頃のエジプトで作られました。
それから、水時計・砂時計・火時計など考案されてきました。
日本では671年に天智天皇(中大兄皇子)が水時計で時を知らせたと日本書紀に書かれているそうです。
天智天皇は大化の改新を主導した人ですね。
日本書記の信憑性はともかくとして、その時代には日本に時計があったみたいです。
しかし、今のように機械時計ができたのはかなり後のことでした。
日本の時計産業の始まりは、キリスト教の伝来と同時期で、日本に最初に持ち込まれた時計はフランシスコザビエルが大内義隆(周防の国)に献上するために持ち込まれたようです。
それ以降少しづつ機械時計が日本に出回るようになりました。
江戸時代になると、海外からも鋳込まれた機械時計を参考に和時計が作られるようになりました。
海外から持ち込まれた時計との違いは、時間の図り方にありました。
海外の時計は1日を24時間として1時間ごとに分けていましたが、和時計は太陽の日の出と日没で昼と夜を分けて、それぞれを6等分したようです、そのせいで、夏と冬で1日の時間が違っていたようです。
まぁ時計の歴史雑学はこの辺にしておいて、ブランドの話に行きましょう。
<世界三大時計>
『Patek Philippe』
世界3大時計の中でも頭一つ抜きん出た存在。
価格的にもブランド戦略的にも、
1851年に英国ヴィクトリア女王がブローチ型懐中時計を購入したことでパテックフィリップ の名声が一躍広まったんですけど、
ヴィクトリア女王以外にも、パテックフィリップの顧客名簿には錚々たる面々が、、、
ヴィクトリア女王・ローマ教皇・アインシュタイン
キュリー夫人・ワーグナー・チャイコフスキー
リスト・シャーロット・トルストイ・ウォルトディズニー
クラークケーブル・プーチン大統領・ブッシュ大統領
大正・昭和・今生天皇皆さん
ちなみに芸能人・有名人の愛用者は
ブラッド・ピットや嵐の櫻井さん
がいてるみたいです。
<パテックフィリップの歴史>
1835年頃ポーランド生まれの2人の天才時計師(アントニ・パテックとフランチシェック・チャペック)がスイスのジュネーブで高級懐中時計を販売したのが始まり。
1839年5月1日に2人は正式に事業を起こすことを決め『Patek,Czapek&Cie』を創業。
1844年、パテックはパリの博覧会に自社製品を出品。
その時ある天才時計”科学者”に出会います。それが、ジャン・アンドリアン・フィリップです。
彼は、今当たり前のように利用されている竜頭(りゅーずといって、時計の横についてるポチ)と時刻合わせを最初に発明した人で、その才能に魅了されて、パテックは彼と手を組むことを決めました。
1845年、フィリップが入社した直後、社名を「Patek&Cie」に変更し、もともとの相棒であるチャペックが会社を去りました。
去った後の1851年に今の社名である「Patek&Philippe Cie」と改名、そして同年ロンドン万博博覧会で出品した際、ヴィクトリア女王が18金のペンダントウォッチを購入したことをきっかけに、パテックフィリップの名声は一気に広がりました。
そんなパテックフィリップが世界を再び驚かせたのが、1989年
パテックフィリップ150周年記念タイムピースとして「キャリバー89」が作られました。
世界で最も複雑な懐中時計の一つとされており、
歯車やピン、ゼンマイなどのパーツ全て合わせると1728個もある。
1728個もの部品がある時計がどんな機能を備えているのかというと、
基本機能である時・分・秒の表示、ジュネーブの日の入り・日の出時間の表示、月・季節・時代・世紀・月齢・西暦年・天空星座図・ストップウォッチなどの機能がある。
誰がこんなにいるんだよww
しかし、この時計はパテックフィリップ社が9年の歳月と9人の時計師を要し、コンピューターは一切使わず、製図版で行われていたそうです。
一体、いくらで取引されたのかというと、、、
サザビーオークションにおいて1700万スイスフランで落札されたようです。
日本円にすると、約15億円。。。
さすがサザビーズ、規模が違うなー
<パテックフィリップが高い理由>
『希少性』
他の会社と比較したかったのですが、なかなか情報がなくて、、、
でも、パテックフィリップの時計は年間5万本しか製作されないようで、圧倒的に少ないみたいです。
『家宝』
もはや、普段から身につける時計ではありません。
時代のトレンドにあった成長戦略などは一切考えておらず、創業当初からそのコンセプトは統一されています。そのため、市場価値も値が落ちることもなく、資産としての価値は非常に高いです。
また、パテックフィリップはブランド戦略として、オークション等にかけられた時計を毎回高額に釣り上げています。下取り価格の底上げをし続けることで、パテックフィリップの時計の資産価値を保ち続けているようです。
『自社製造』
パテックフィリップは企画から製造・販売まで全て自社で執り行っています
その完璧さは世界一徹底されていると言っても過言ではないです。
スイスではジュネーブ・シールと言って、優れた時計であることを証明するための称号が与えられるのですが、パテックフィリップは独自の称号を採用しており、その基準はジュネーブ・シールをはるかに上回っており、その信頼性が伺えます。
続いて、世界三大時計2つ目は
『Vacheron Constantin』
先日の記事で書いたのですが、このヴァシュロンコンスタンタンはリシュモングループの傘下のブランドです。
日本語での呼び方は様々で、バセロン・コンスタンチンやヴァシュロン・コンスタンタンなんて呼ばれています。
ヴァシュロンコンスタンタンの最大の特徴
<世界最古の時計ブランド>
その歴史は1755年にまでさかのぼります。
9月17日、スイス・ジュネーブには小さな時計工房が若干24歳の時計職人であったジャン=マルク・ヴァシュロンによって創業しました。
その後1819年に敏腕サラリーマンである、フランソワ・コンスタンタンを共同経営社に迎え入れ、社名をバシュロン・コンスタンタンに変更。(バシュロンの孫が当時の社長)
それから、コンスタンタンの活躍で世界各地で行商を行い世界進出を成功
その後少し経った1839年に機械技師ジョルジュ=オーギュスト・レショーが経営に参加するのですが、彼が時計業界に『パンタグラフ』の発明で革命を起こしました。
この「パンタグラフ」なんですが、身近な例ですと、電車の上についてる電流を流すためのひし形になってる装置のことです。
そして、今に至るわけですが、2005年に創業250周年を迎えた、世界で最も歴史のある時計メーカーでございます。
ヴァシュロンコンスタンタンがこれまでに送った有名人だと、
1935年に当時のエジプト王や
1981年にチャールズ皇太子とダイアナ妃に時計を送ったみたいです。
日本の芸能人・有名人だと、
イチローさんや秋元康さん・タモリさんなんかが愛用しているみたいです。
<シンボルマークはマルタ十字>
シンボルマークとして「マルタ十字」をロゴとして採用しています。
マルタ十字はキリスト教の騎士修道会である、マルタ騎士団(聖ヨハネ騎士団)が掲げていたマークとされています。
商品に用いた部品の形に似ていたから採用されたようですが、
マルタ騎士団はいまだに続いています。
12世紀の十字軍時代にパレスチナで発足してから、現在まで続いており、過去に植民地を支配していたことから、今だに国家と認めている国が94もあるようです。そのため、国際連合にオブザーバーとして参加しているみたいです。
現在は騎士団員(国民)が1万人もいて、バチカン市国よりも大きいのです。押して医療を中心に慈善活動を行っているようです。
雑学ですが、マルタ騎士団の正式名称は
『ロードスおよび円谷置けるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会』らしいですよ〜
そして、マルタ騎士団の本部はローマ市内にあるのですが、イタリアから治外法権を認められており、許可なく立ち入ることはできないようです。
ちなみに、今国土を持ってない理由は、1798年にナポレオンに敗北し、マルタ島を奪われてしまったからのようです。
すごい世界ですね、、、ダビンチコードや天使と悪魔の世界ww
もしかしたら、ヴァシュロンコンスタンタンの創業メンバーはマルタ騎士団の一員だったのかもしれませんね。
<ヴァシュロンコンスタンタンの魅力>
『世界最古』
先ほど話した通り、このブランドが好きな人は多いようです。
『超複雑機構』
ちなみに、先ほど話したパテックフィリップの一番複雑な時計は33の機能がついていますが、
ヴァシュロンコンスタンタンの一番複雑な時計には57もの機能がついているようです。。。
『芸術としての美しさ』
複雑さを極めたヴァシュロンコンスタンタンは同時に芸術としての美しさを帯びたようです。
というのも、当時機械式時計は複雑さもなく、宝飾も施されていなかったものを、ヴァシュロンコンスタンタンはその技術力でヨーロッパ中の貴族・王族に愛用されたようで、もはやヴァシュロンコンスタンタンは時計の域を外れた芸術的宝飾品としての価値が高いようです。
ちなみに、バシュロンコンスタンタンの親会社である、リシュモングループはカルティエを主要ブランドとしている会社で、リシュモングループは宝飾品と時計にかなり力を入れているようですね、
おそらく、リシュモンがヴァシュロンコンスタンタンを買収した意味はかなり大きかったことでしょう。
最後の3大時計はこちら、
『Audemars Piguet』
オーデマピゲといえば、『ロイヤルオーク』
ラグジュアリースポーツ時計の代表格です。
とりあえず、例によって歴史から見て行きましょ〜
<オーデマ・ピゲの歴史>
三大時計の中で最も歴史が浅いブランドなんですが、その創業は1875年にさかのぼります。ジュール=ルイ・オーデマとエドワード=オーギュスト・ピゲの二人によって高級時計ムーブメント製作会社として創業。
ムーブメント製作会社というのは、要するに部品を作る会社です。
パテックフィリップやヴァシュロンコンスタンタン のように自社一貫生産を始めからしていたわけではないようです。
しかし、その後、「トゥールビヨン」を開発。この
トゥールビヨンとは、当時時計は振り回したりすると、時間がずれてしまうような脆い構造だったのですが、それを自動調節する技術のことです。
それの開発をきっかけに、高級時計メーカーとして経営を開始しました。
オーデマピゲは3大時計の中で他の2ブランドと違って、スポンサーの記事がかなり見つけることができました。
<オーデマ・ピゲの協賛>
アメリカスカップという国際ヨットレースのチーム「アリンギ」のスポンサー
高級車マセラティとパートナーシップを結び、GTレース出場マシーンのスポンサー
クイーンエリザベス2世カップという競馬を香港ジョッキークラブと共催
ターミネーター3ではシュワちゃんが着用しています。
アンバサダーとして、4人のF1ドライバーが、
ルーベンス・バリチェロ
ヤルノ・トゥルーリ
セバスチャン・ブエミ
ミハエル・シューマッハ
<オーデマピゲの魅力>
『全ての時計の修理』
パテックフィリップと同様、全ての時計の修理を保証している。
違いは、パテックフィリップは同様の部品を揃えることができず、違う部品で代用したりすると、時計一個分くらいの値段がつきますが、オーデマピゲは歴史がそこまでないため、全て修理可能だそうです。
また、オーデマピゲの本社があるスイスのジュー渓谷は昔から時計職人の街だったのですが、近年は時計専門が潰れていて、過去買った時計が修理できない。という状況が多々生まれてたみたいですが、オーデマピゲでは、ジュー渓谷で買った時計は全て修理を承っているそうです。
『ロイヤルオーク』
このモデル抜きにはオーデマピゲは語ることができません
イギリスの装甲艦「ロイヤルオーク」の窓をモチーフとして、八角形のベゼルと打ち込まれた八本のビス。そして、当時の高級機械式時計では考えられなかったステンレススチールを採用したラグジュアリースポーツウォッチとして、全てのラグジュアリースポーツウォッチの頂点に立つモデルになっています。
『経営者から圧倒的人気』
世界中の経営者からオーデマピゲは愛されているのですが、その理由はオーデマピゲ自体の経営にあるようです。
パテックフィリップ・ヴァシュロンコンスタンタンには歴史があったり、時計業界に革命を起こしたりして3大時計メーカーとして言われていますが、オーデマピゲの最大の特徴は、
『創業以来一度も経営が創業者の手を離れていない』という点にあります。
パテックフィリップは創業者一族が今でも関わっていますが、CEOは他のムーブメントメーカーであるため、一族経営というわけではありません。
ヴァシュロンコンスタンタンは現在リシュモングループの傘下になっており、オーデマピゲだけが唯一創業者一族だけで経営をしているといえます。
これがどれがけ難しいかはまた今度説明してみようかと思いますが、まぁすごく難しいんです。。。
それだけ難しいことをしているオーデマピゲは経営者から絶大な支持を得ています。
ちなみに、愛用者は阪神金本さん・バナナマン設楽さん・ゴジラ松井さん・キックボクサー魔裟斗さんとかがおられます。
それぞれの代表モデルとかは、調べればすぐ出てきますし、
夏休み最後にまた軽くまとめたいと思います〜
とりあえず、今回は世界3大時計でした。
会社情報とかはさすがに見当たらなかったですね〜
未上場だったのと、連結決算しか乗ってないから、単体ではわからないですよね〜
正確な数値ではないですが、売上高の順番海外のジャーナリストが概算してるやつがはありました。それによると、
パテックフィリップ>オーデマピゲ>ヴァシュロンコンスタンタン
みたいです〜
ちなみに、僕はこの3つだとパテックフィリップが一番好きです。
まぁ、全部めちゃくちゃいいんですけどね!笑