#7「じんわり、ジュワー」
アーカイブでお2人の話を拝聴。私にも、言葉がウィスキーみたいになった時間が多分あった。というのも、私は酒がそれほど強くなく、ウィスキーもハイボールも飲んだことがない。だから、かつてノリで飲んだ「ウォッカ(アルコール度数60%)」が体内に入ったときの記憶を思い起こしてみた。
じんわり、ジュワーっと広がっていく。ひと口のウォッカが、数秒の時間をかけて体をじんじん熱くする。
うん。そんな感覚が確かにあった。
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前半の終盤、シャープさんがさとゆみさんに向かって、「それがあなたの悪いところですよ」と前置きして語る「(心の)もうちょっと先の、奥のほうをグサーって刺してくる」「悪いところちゃうくて、怖いところや」のくだりに爆笑。ほんで、めちゃくちゃ共感!!
同時に昨年11月、「さとゆみさんに会いたい!」というか、絶対に会うと勝手に決めた理由がハッキリと分かった。あのときは直感やったけれど、私はこの"怖さ"にたまらなく惹かれたのだ。
2日間ぶっ通しの東京道場と、アフターフォローでは、グッサグサに心の奥を突き刺された。黒ひげ危機一髪みたいに。
ただ、さとゆみさんからはひと言も「あなたはこう」って指摘はされていない。見事にセルフで、「あー自分って浅はか」「何をいっちょ前に、考えている気になっていたんや」と気づかされる感じ。
「え?なんで?」「こうじゃない?」って気さくに、本質にグイグイ迫ってくれる感じがたまらない(ドMではない)。
そうそう。コレコレ。多分、人間って心の奥のほうで、真剣に関わってくれる人を求めている。
ほんまに不思議やったんやけれど、「子どもに気に入られるように」「やさしい先生と思われるように」と注力しているクラスは、高確率で学級崩壊していた。
何をしても本気では叱らず、やさしく注意するだけ。一見うまくいきそうだけれど、なぜか、担任と子どもたちの目線が合わなくなっていく。
反対に、「嫌われてもいい。これは伝えとかな」ってぶつかると、距離は広がるどころか縮まった。「先生のこと嫌い」「前の先生のほうが良かったわ」ってとことん悪態ついてきた子からは、大学生になった今も年賀状が届く。
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昔から、紙の本がたまらなく好きだ。これも理由がよく分からなかったけれど、シャープさんの「触りたい」という言葉がしっくりときた。思考のペースに合わせてページをめくり、本の厚さや重みを体で感じる。近藤先生が「運動」と表現しはったように、目を上下させ、手を動かし、頭を回転させる。
読書って、究極の運動なんちゃうやろか。筋トレが体の健康なら、読書は心の健康ってとこか。やっぱり本が好き。大大大好き。
来月の誕生日には、100冊書棚をねだろう。
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▼5月16日の午前7時ごろまで読めます!こちらもぜひ♪
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