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#37「会ってみたかった人」
さとゆみさんの連載「今日もコレカラ」を読み、感じたことを書く。引用リプじゃおさまりきらない、グルグル余韻の言語化トレーニング。
終わりの3文、たまらなく好き。
— サクラ🌸行動派ライター✏️ (@yucky33540784) June 13, 2024
今夜、夫に、亡くなった義母のエピソードを聞いてみよう🥂 https://t.co/julkvCYmyB
こちらの世界で話題にすると、天国ではその人のもとに花が咲くという。彼女のお母さまのまわりに、ぽっぽっぽっぽと花がたくさん咲いているといいなと思った。
こちらの世界を覗き見て、「あら、あの子、ピアスをしているわ」と、お母さまは笑うかしら。
「一度でいいから、会ってみたかったな」
義母の遺影を目にするたびに湧き上がってくる思いを、今日も、大切にしまっておく。
女子力?の高い夫は、長男気質なのか、人前では滅多に泣かない。息子たちが産まれた直後は目を潤ませていたけれど、泣いてはいなかった。
彼と出会ってから今まで、泣く姿を見たのは1回。結婚式の最後の新郎謝辞、義母への思いを語ったときだ。
✴︎
結婚したとき、夫から「我慢はせんでいいからね」と言われた。
義母は完璧主義で自分に厳しく、「耐える人」だったそうだ。夫を産んで3カ月で仕事に復帰し、育児も仕事も完璧にこなしていたらしい。義祖母との同居に悩んでいたらしいけれど、グッとこらえて家族の前では笑顔を見せていた、と夫は語る。
そんな義母が40代後半で病気になったとき、家族全員で反省したという。我慢させていることに、気付けんかった。おかんばかりに負担がいっていた、と。
「しんどいときは、"しんどい"って言ってな。俺も言うから」
喜怒哀楽をまっすぐに表現する夫の、原点を見た気がした。
✴︎
夫のお母さんは、どんな方やったんやろう?
話で聞くだけじゃなく、できることなら自分自身で感じたかった。
会って、直接「息子さんを産み、育ててくださってありがとうございます」と言いたかったな。
「ありがとうを形にしたい」
感謝の気持ちを込めて贈ったプリザードフラワーは、義実家の仏壇に飾られている。
ご本人の周囲にぽっぽっぽっぽと花を咲かせられるなら、こんなにうれしいことはない。
今日は金曜日。
毎週恒例の「お疲れ飲み会」で、たくさん義母のエピソードを聞こう。
▼6月15日の午前7時ごろまで読めます!こちらもぜひ♪