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お線香つくり~シャム沈香
四国八十八カ所巡りに持っていこう
こんにちは(^^)私は、1月21日から四国八十八カ所巡りを始めます。
お遍路巡りに自分でつくったお線香をもっていこう!という計画。
水に沈む香り
今回のお線香つくりは”沈香”を使います。
仏教伝来とやってきた、沈香。
値段は、、
高いっ。
けど、とっても幽玄な香りなのです。
⁂沈香:ジンチョウゲ科アキラリア属または、ゴリスチラス属の常緑高木。樹高20~30m。産地は、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシア、インド。数百本に一本程度、ごく稀に木の中の樹脂成分が集まり沈着・凝縮されたものが時間の経過によって“沈香木”になり、この沈着した部分だけを取り出したものが“沈香”である。
樹脂成分が蓄積された部位は、木質部に比べて比重が重く、水に沈むことから”沈水香”(水に沈む香り)と称される。
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微生物が作る唯一無二の香り
沈香樹は、生育中の沈香樹に虫害やなんらかの原因でキズができると、自己防衛のために樹脂を生成します。これを時間をかけて微生物が分解することによって、独特の香りが生まれます。決して人間が作ることができない香り。
古代の人たちは沈香を薬に使ったり儀式に使ったり、たくさんの恩恵をもらっていたんですね。自然と共存し、お返しとして沈香樹のお手入れや愛でる作業をしていたんじゃないかなぁ。
シャム沈香とタニ沈香
沈香は大きくわけて、2種類です。産地によって分かれます。
⁂シャム沈香・・・ベトナム、タイ、カンボジア***優しくて甘い香り
⁂タニ沈香・・・マレーシア、インドネシア***渋くて辛い香り
Let's調合
今回は、シャム沈香なので、優しくて甘い香りを目指します。
ちょうどお香の整理をしていた時に、ウコンがでてきたので(ウ○コぢゃない)あ、下ネタ、、。隠し味でウコンを使ってみることにしました。
⁂鬱金(ウコン):ショウガ科ウコン属の多年草。原産地インド。伝統医学のアーユルヴェーダやインド料理に使われ、香辛料「ターメリック」として有名。根茎に含まれるクルクミンは殺菌・防虫作用があるため、黄色い染料「ウコン染め」としても広く用いられてきた。ウコンが中国から日本に伝えられたのは16世紀頃。琉球王国に伝わった。現在、日本では沖縄が最大の産地であり、ほかに鹿児島などで生産されている。
タブコとシナコとスミコ
3姉妹のような名前笑
今回は9種類の香原料を使ってみました。お線香は他に椨粉(タブコ)、支那粉(シナコ)という糊剤を使います。つなぎであり着火剤です。
だいたいタブ8:シナ2の割合ですが、私はすでに調合された薫物屋香楽さんの”インセンス椨”を使います。
今回は炭粉(スミコ)も投入。炭粉はカビ防止着火剤の役割だけではなく、お線香の色を変える、お線香の量を増やす、ということにも使えちゃいます。使っても使わなくてもよいですが、今回は黒いお線香を作ってみよう(^^)
ウコンは香りが強くてシャム沈香を瞬殺しかねないので、ややバランスをとる程度、0.4g程度で様子見。燃やすと、煙くささがあるけど、酸味のなかにやや甘味を感じる。温めると甘味があってサフランのような、カレーの香ばしい香りのような感じ。
ここはあえて、燃やしちゃいますよ~。うまく調合しちゃえば、おもしろい香りができるかも。
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ウコン 甘松 貝香 極上安息香
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知的で奥深い香りのお線香出来上がり
ウコンの隠し味がよくきいてる!シャム沈香の繊細な優しさの甘い香りから、上品で知的な優しさを持った甘い香りへと変化したよう。
ふふ。
次回は、タニ沈香でも試してみよう(^^)
お遍路の旅は、どんな出会いが待っているのか楽しみです。
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