トラブルは、登校初日の朝に起きた。

｟ 息子は、階段をおりられなかった。｠

それは、　ーーーーーーー

小学校に入学したばかりの、
初めての、集団登校日。

学校へ向かう、朝の通学路でおきた。

なんで…

なんで…

どうして～～～？？？



やばい、
私も泣きそうだった。。




小学校入学に向けて、
交通ルールや、マナーのこと、
先生や、お友達との関わり方、

としょの時間…
きゅうしょくの時間、 やすみ時間…


保健室や、校長室や、放送室、


機会があるたび、
ひとつでも楽しみが増えるように、


こんな場所が あるよ ♪
こんなことも あるかも～！


ゆっくり話をしてきたし、
練習をかさねてきたつもりだった。




ーーー つもり。

ーーー いつも、そうだ。 (;_;)




私の想像力は、
いつも実際には、遠く及ばない。




登下校の練習は、ずっと前からしていました。




筋力の弱い長男は、
階段をひとつずつ、ゆっくりと、
１段、１段、両足をそろえておりていて、

１年かけて・・・

みぎ、 ひだり、 みぎ、 ひだり、
階段を片足ずつ、しかも速く、
おりられるようになったのでした。



やったね！　クリア～☆



そう安心しきっていた階段で、
集団登校初日！にして、
長男の足が、とまってしまった。

生まれたての　小鹿のように・・・

手すりにつかまって、
プルプル、プルプルと、両足が震えだしていた。



こ、ここなの・・・
最初の試練、もうきちゃった！！？

｟ まだ学校にも着いていない ｠

( ;∀;)。。


やばい、、
私も、焦って震えてきた。


長男は、階段が
おりられるようになっていた。けれど、

不慣れによる緊張と、
集団登校の、みんなの歩くスピードが、

自分の歩くスピードより、はるかに速いらしかった。






ふ、震えている場合じゃない、、
｟がんばれ、ママ！｠（←私）（←小心。臆病者。）






階段では、長男がとまったために、
交通渋滞・勃発中なのだ！


やばい、　やばい、、


「ごめんね。先に行っててね」

｟そうだ！｠
｟そのために付き添っているんだ！｠

先頭を歩く班長さんと、
同じ班の子ども達に話をした。


ふるえている長男を抱きしめた。
私も強く、強く、、
抱きしめられたようだった。（それは気のせいだけれども）（な、泣けた。。）



ーーー ゆっくりで大丈夫。
ーーー 昨日よりじょうずに歩けたね！
ーーー 今日は止まって、休憩しよう。



時間をかけて、入学後も練習をした。
少しずつ、
焦る気持ちが減ってきているようだった。


ひとつ問題があった。


「班長さん、１年生を待たずに
　先に行ってるんじゃない？話そうか！」


ご近所さんのママから、声をかけられたことがあった。


「あ、ちがうんです！逆に、
　いつも気にかけて、待っていてくれて。
　うちの子が怖がって
　完全にとまってしまうことがあるので。
　お願いして先に行ってもらっていたんです。」


よかった。。
声をかけてもらって。(>_<)

班長さんへの誤解をとくことができました。
学校にも、長男のペースで日々向かっていることを伝えました。




それから、何日も…

何カ月もかけて……




笑顔で階段をおりられるようになった長男。
今でも、階段をおりるとき、
嬉しそうに動く足を見ると、目頭が熱くなります。。





そして、





もうすぐ桜咲く４月。
今度は、次男が小学校へ入学します。


なんども、階段にきました。
なんども、階段をのぼって、そして、おりる練習をしました。


次男は、とても、、

危なーーーい！！！

( ;∀;)

SEGAのソニックのように、
丸くなってクルクル～～～っと、
階段から転げ落ちるのではないか。。

スーパーマンのように、
ヒュ～ンと飛びやしないか。。ヒヤヒヤ…

今の子たちは、きっと、
スーパーマンとはいわないかな。

私も実は、頭の中では、
『ウメボシ食べてスッパマン』だ。

・・・スーパーマリオて書けばよかったか。

長男のときとは、
またちがった試練が待ち受けていそうです。

ドンとこい！

全部、受け止めてやるー。


といって、すぐに倒れる私。
なので、
あまり心配しすぎず臨もうと思います。


知っている学校だし（長男もうすぐ３年生）
知っている校長先生だし（めっちゃいい先生）


ふたり目の余裕って、これか～！


と、平気なフリして、
ドキドキしている春なのです。





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