長崎造船所のダイヤモンド

見出しの写真は、横浜大さん橋に停泊するダイヤモンドプリンセス。
青い空とよく似合い美しい。。大きい。。まるで動くホテル。。
ダイヤモンドプリンセスとは見ての通り300m近くある大型客船であり、世界中をクルーズ船として航行している。
ご存知の方も多いと思うが、なんとこの船、日本の長崎造船所にて2004年に建造されている。
現在でも長崎にダイヤモンドプリンセスが寄港する際には当時のエンジニアが港へ集まり、「おかえりなさい」と拍手で迎えるそうだ。

そんなダイヤモンドプリンセス、私にとっては深い思い入れがある。
現在、私は長期出張により台湾に来ているが、出張前に地元の横浜に帰ったとき（台湾出発前日）、ダイヤモンドプリンセスがタイミングよく横浜大さん橋に停泊していたのだ。
その時の写真が見出しの写真である。日本で建造され、世界中を航行するダイヤモンドプリンセスに、勝手に「いってらっしゃい」と言われた気になり、長期海外出張に対して勇気が湧いた記憶がある。
まぁ1ヵ月に1回ぐらいは横浜には入港するのだが。。
そこは、ダイヤモンドプリンセスの300m近くある寛大な心で許してほしい。

話は変わるが、こんな美しい大型客船を建造することの出来る長崎造船所だが、最近建造した他の大型客船にて大きな損失を出してしまったようだ。
その結果として、大型客船建造から（一時）撤退するそう。。
大きな損失を出したのだからしょうがないとも考えられるが、国産の大型客船を見た日本人に与える希望であったり、勇気は何にも代えがたい。それは現在建造中の国産ジェット機にも言えることだと思う。
大型客船、ジェット機、どちらをとっても欧米が先駆者であり、日本は新参者である。その逆行の中であってもなんとか踏ん張り続けてほしい。
その結果、日本人に与える希望は300m（若干しつこいか。。）以上に大きいものになるはずだから！