『おれの若い頃は、先輩の言葉は絶対だったけどな』
と言い、『おれの言葉は素直に聞け』と遠回しに言う先輩社員。
さらに『最近の若手社員は理解できないねー。言ってもなかなか動かないしー。』と言う。
各世代の育つ時代は違うのだから、気質も異なり、他の世代から理解が難しいのは当然だ。
一方で、人々は理解し理解されて初めて信頼関係が出来、他人の話やアドバイスを素直に受け入れられる。というのが普通ではないか。
信頼関係が無い人のアドバイスなんて、極端に言えば、道端ですれ違った赤の他人に、『今の仕事あなたに合ってないんじゃない?』と言われるのと同じくらい、心に届かない。
信頼関係を作るステップをすっ飛ばし、『先輩の言葉は絶対だから』という先輩社員に今の若手社員は動かせない。(納得しないと動き出さないのは今の若者の特徴だと思う)
若手社員だって、学生時代とは全く異なる世代の人たちを理解するのは難しい。そして、『先輩社員の言葉は絶対だ!』なんていう投げやりな言葉によって、先輩社員と信頼関係を作ろうと頑張る若手社員の心はへし折られる。
もしなかなか動かない若手社員がいたとすれば、諦めず時間をかけて信頼関係を作るステップを彼らと一緒に踏んで欲しい。そんな先輩社員に今の難しい若手社員は付いていくと思う。
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