プライドを捨てることができるか?
かつての守護神、永川が誰もが予想しないまさかの復活を遂げています。
引退の声も聞かれた今シーズン、故障から復活し今や7回を任される存在です。
何が良くなって、ここまで良くなったのか。
それは既に多くの有識者から指摘されているように、スピードが戻ったのと、スライダーの高速化に伴うスラッター化にあると言えるでしょう。
38歳にして、4年前よりスピードが上がり、スライダーをスラッターというトレンドのものに進化させることは並大抵の投手ではできることではないでしょう。
2013年にフォークを捨て、スライダーをメインに据えることで復活した時にも感心したものですが、二度スタイルを変えることは、簡単なことではないでしょう。
一度成功した形に固執して、そのまま相手に対応され消えていく投手も多くいますが、一定の形に固執せず、いい意味でプライドを捨てることができる素直さを持ち合わている。
これが長年、一線で活躍し続ける選手の要因の一つなのであろうと感じます。
NPBもどんどんレベルが上がってきており、今後は、今年の永川のように、より一層トレンドに対応していく柔軟性が要求されていくことになるでしょう。
そこで必要になるのは、プライドを捨てることができる素直さ、時代の流れを察知できる嗅覚の2点になると私は考えています。
そもそもエースや守護神を務めていた等元々のスペックが高くないと成立しないお話ですが笑
クローザーを務めていた当時は散々な言われようでしたが、やはり元守護神の名は伊達ではありません。
畝運用を乗り越え、末永く活躍してくれることを心から祈っております。
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