【号外】台風10号接近
三連休は台風10号などの影響で大雨や荒れた天気となる所があるでしょう。
静岡を中心に詳しく解説します。
台風は日曜最接近
台風10号は午後9時現在、日本の南を時速30㌔で東へ進んでいます。
今後発達をしながら北東に進み
明日は西日本の南、8日(日)の午前は東海・関東の沖合を進み接近し
9日(月)は日本の東へ抜けて
10日(火)ははるか東で温帯低気圧に変わる見込みです。
大雨に1番に警戒を
台風が接近する前の土曜日から、周辺の暖かく湿った東寄りの風により
東海〜関東では雨が降り、近づいてくる夜になると雨脚が強まり
雷を伴った激しい雨(1時間30㍉)の降る所があるでしょう。
また、日付が変わり
日曜日の未明〜朝は局地的に非常に激しい雨(1時間50㍉)が降り、
警報級の大雨となるところもあるでしょう。
静岡では東風がぶつかる東部、伊豆を中心に雨量が多く
土日の総雨量は多い所で100㍉近くに達する恐れがあります。
熱海周辺も雨量が多くなり、
土石流災害が発生して以来1番の大雨となるとみられます。
新たな災害や二次災害に警戒が必要です。
その他の地域も
土砂災害や低地の浸水、河川の増水・氾濫に注意・警戒をして下さい。
また、落雷や竜巻などの激しい突風、降雹にも要注意です。
強風注意
台風が近づく土曜夜から日曜にかけて
沿岸部中心に風が強まります。
台風10号は暴風域は伴わないため、暴風警報の恐れは小さいですが
広く注意報レベルにはなるとみています。
念のため飛ばされやすい物が外にある場合は屋内などへしまっておきましょう。
高波・高潮
強い風に伴い、波も高くうねりを伴うでしょう。
静岡沿岸部では最大6メートルと大しけとなり
警報級となる恐れがあります。
また、大潮の期間で台風接近と満潮が重なり
潮位がいつもより高く
それに加えて高波がやってくるため
堤防を越えやすくなります。
海岸には絶対に近づかないでください。
台風通過後も要注意
台風9号は日曜日に台湾付近で熱帯低気圧に変わる見込みです。
これは勢力が弱まることを示していますが
大雨をもたらせるエネルギーは保ったままです。
三連休最終日の月曜日から木曜日頃にかけては
元台風9号や新たに発生する熱帯低気圧等の影響で
暖かく湿った空気の流れ込みが継続し
西〜東日本では大雨となる恐れがあります。10号が去った後も油断禁物です。