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光合成の化学反応式
今回は、2021年共通テスト化学 第2問 問1の解説を行いました!
・光合成は吸熱反応?発熱反応?
・光触媒
などなど、受験生(特に現役生)があまり詳しくない知識が問われた問題になっていましたね。しかし、動画内で解説もしたように、現象の本質を捉えていれば、解答にたどり着けるように作られています。
もちろん、知識が必要な問題も共通テストには出題されますが、聞いたことのないような知識・教科書に載っていないような知識が問われている問題では、知識ではなく、思考力が問われている可能性があります!
もし、動画を見ていない人はぜひ先にそちらをご覧ください!(このnote記事は、動画内で出題した復習問題の解説になっているので……)
動画リンク:【共通テスト】光の関わる反応【2021年 第2問 問1】
では、本題に入りましょう!!
今回の復習問題は、光合成の際に起こる反応、
「二酸化炭素と水からグルコースと酸素が生成する反応を化学反応式で表せ」
です。
結論から言うとこの答えは、
6CO2 + 6H2O → C6H12O6 + 6O2
です。(下付きができないので、読みにくいかもしれませんが、ご了承ください)
反応物も生成物も与えられているため、この問題は比較的簡単ですね!
反応物 → 生成物
となるように、
CO2 + H2O → C6H12O6 +O2
この形をつくります。あとは、左右で原子の数が等しくなるように、係数を決定すると反応式が完成します。まず、炭素数に注目して
6CO2 + H2O → C6H12O6 +O2
次に、水素数に注目して、
6CO2 + 6H2O → C6H12O6 +O2
最後に、酸素数に注目して、
6CO2 + 6H2O → C6H12O6 + 6O2
となるわけです!この反応式は、入試でよく出題されているため、今後の共通テストや二次試験で出題される可能性が非常に高いです!反応物と生成物が与えられていなくても、光合成の反応式と聞けば、この式が作れるようになっておきましょう!!
余談ですが、この反応式の逆反応である、
C6H12O6 + 6O2 → 6CO2 + 6H2O
は、当然ですが、光合成の反対を意味しています。酸素により糖が分解(代謝)されること、すなわち、呼吸(好気呼吸)を意味しています。
この反応式が問われることもあるので、呼吸の反応式として書けるようにしておきましょう!
光合成の反応は吸熱反応なので、この反応は発熱反応となります!
という訳で、
最後までお疲れ様でした!
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