「破天荒フェニックス」がとっても面白かった!
9月5日に発売された本「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」がとっても面白かったので、その感想です。
第1話から第5話まで公開されているので、ぜひ読んでみてください!
ピンチと挑戦の繰り返し
この物語は借金が14億円あるメガネチェーン「オンデーズ」を田中さんが買収するところから始まります。
そこから最終話に至るまで、ピンチと挑戦の繰り返しで、全然落ち着いて読んでいられなかったです。笑
ネタバレになるから内容は言えませんが、「ついこないだ大きなピンチを乗り越えたというのに、もっと大きなピンチが来たの?さすがに無理じゃない?」って何度も感じました。
それに、やっとピンチを乗り越えてしばらくは安心できるかと思ったら、田中さんの無謀とも言える意思決定でどんどん挑戦していくんですよね。
その挑戦が中途半端なものじゃなくて、規模が大きすぎて・・・。オンデーズにかける熱い想いがひしひしと伝わってきました。
「倒れる時は前向きにだ!」
これは僕が印象に残ったフレーズの一つです。
「やります!ここでやります!」
自信があるとかないとかは、もう関係ない。条件が整いチャンスがあるのならばやる。やってみないことには結局何もわからない。(倒れる時は前向きにだ!)
「倒れる」というのは「会社の倒産」を意味しているんだろうけど、何もせず受け身でずるずると倒産するより、できることを思いっきり前のめりでやってみて結果的に倒産した方がマシだ!ということだと思います。
このフレーズを本の中で何度も読む度に、「あー、こういう思いを持って挑戦したことって自分は無いな・・・。」ともどかしく感じました。それと、オンデーズのピンチに比べると、普段悩んでいることがとっても小さなことに思えてきて、もっと挑戦して失敗して成長しようと感じました!
本から投げかけられてきたメッセージ
この物語を通して、いくつかのメッセージが自分に投げかけられている気がしました。
①「目の前のことに全力で取り組んでいる?」
田中さんを始めとしてオンデーズの幹部たちはみんな目の前の仕事に全力で取り組んでいました。それに比べて自分はどのくらい全力に取り組んでいるだろうか。四の五の言わず、考えつつも行動し、前に進めているのだろうか。そんなことを考えさせられました。
②「周りの人を大切にしよう。」
幾度となく訪れるピンチを乗り越えることができたのは、田中さんの熱意だけでなく、仲間からの信頼度が高く手を差し伸べてくれたのが大きな理由だと思います。社長就任したばかりの頃は信頼は少なかったものの、全国の店舗に足を運んでスタッフ一人一人と向かい合ったり、店頭に立って大声で宣伝したりすることでスタッフからの信頼を集めていました。
自分の場合、まずは普段会う人に対して、give&giveの精神で大切に接していこうと思います。
(ちなみに、この本にはドロドロとした人間関係も描かれているので、その部分も非常に面白いです。)
一度読んだら止まらない勢いのある長編小説
僕はKindle版で読んだので最初は知らなかったんですけど、単行本は厚さがなんと 2.6cm!けっこうな厚さですよね。
けど、一話一話が面白くて、またその続きが気になるので、読み始めるとなかなか終えられないです。笑
それに、実話をもとにした小説なので、個人名や企業名が違っているものの、現実味があってとても引き込まれます。何が実際に起こったことで、どの部分は脚色を加えているのか、とっても気になります!
気になった方はぜひ読んでください!!
それでは。
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