これがオーストラリアのクオリティだ!!
オーストラリアのサービスのクオリティについて。
引っ越しに当たって、契約上ハウスクリーニングが必須らしく、あるクリーニング会社に見積もりを依頼した。
業務時間が8時間くらいで330ドル(およそ33000円)と返答が返ってきた。そもそも6ヶ月しか住んでおらず、そこまで汚れていない。そして部屋のサイズからしてぜっっっったいに8時間もかからないと思った。
仮に8時間もかからなかった場合、安くなる?と聞いたが、「我々はプロなのでこのくらいの時間が妥当だ」という絶妙に理解できない回答が返ってきた。
あまり腑に落ちなかったが、面倒くさかったので予約した。「開始は朝の9:00」で予約したが、届いたメールには7:00から開始と記載されていた。
すぐさまメールで、「9時に変更して」と連絡すると、「わかりました」と返事が返ってきた。
クリーニング前日。クリーニング会社から電話がかかってきた。「明日は7:00からなので、6:30に一度電話します。OK?」
いやいや、9:00って言ったやん!と思いながら、「9:00に変更できますか?」と改めて聞くと、「もっと早い時間じゃないと行けないです」と言われた。
「8:00は?」と聞くと、「OKOK」とのこと。返事のニュアンスから絶対9:00でもいけたやん…という感触。相手より自分の都合を優先する。それがオーストラリア。
そしてクリーニング当日、普通の自家用車に乗った私服のインド系男女2人組がやってきた。もちろん来たのは8:15、15分遅れは当たり前。
部屋を軽く見てもらった後、男性に「どのくらいかかりそう?」と聞くと、「4時間くらいかな?」とのこと。
ほう、想定では8時間、からの4時間。ガバガバの見積もり、これがオーストラリア。
とりあえず部屋の清掃を任せ、「4時間後に戻ってくる」と伝えて部屋を出た。朝ごはんを食べたり、ウォーキングしていると、インド男から電話がかかってきた。
「どうやって鍵を返したらいい?」
最初は意味が分からなかった。「なぜ鍵を返す必要があるの?」と聞くと、「清掃が終わった」という。驚きのあまり狼狽てしまった。まだ1時間しか経っていなかったのだ。
部屋に戻り、室内を確認すると、パッと見た感じ綺麗に見えた(そもそも汚れは少なかったので、家具が無くなっただけで綺麗に思えた)。なので「OK」と回答した。これが甘かった。
清掃業者が返った後、よくよく見てみると、床にホコリや髪の毛がありありと残っていたり、バルコニーにはゴミが散らばっており、浴室のカビはそのまま。
これだけのことがあったけど、怒りやイライラなどはほとんど無く「まぁこんなもんか。」という感覚だった。
気付けば自分もしっかりオーストラリアに染まっているのかも知れない。
ここから得た教訓は、相手にペースを掴ませないこと。自分の意思をしっかりと相手に伝えないと、自分が損をする。
また一つ勉強になった。
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