同人やアニメ業界における女性の存在
長い間、放置状態でしたが再起動です。今回から有料版も増やしていきたいと思います。そこでとりあえず、この「Note」で書いてきた記事の閲覧数を調べて見ました。今まで殆ど調べたことがなかったのです。
一番多く読まれているのがダントツで「同人誌を語ってみると | 女性サークル編」でした。
「Twitter」などで今でもアニメオタクは男性ばかりといった一方的な意見をまだ見ることが時々あって、とても違和感を感じています。それも男性オタク側からの発信でもあります。
この閲覧数の多さの裏には、やはり同人やアニメは「男性」ばかりという認識が強く、その中でも少数派である女性の存在に興味を持っているのだと想像されます。
今や古色蒼然とした「オタク」象は今の現実にそぐわないと言われているのに、その渦中のオタク側からのこの発言に、やはりアニメや同人は何年経ってもかわっていないのだという認識をあらたにしました。それもとても強固な認識です。
「Note」の記事では同人関係の現実は世間の見方とは違い、女性の方が多いと解説してきました。30年から経過するのにこの認識がただされることもなく、むしろ強くなっているのではないかと思うことさえあります。ここまで来てしまえばこの認識というか、思い込みは覆されることはないだろうと感じています。
こうした記事を書く前から、これらの思い込みは迷信のように強いと感じていました。
認知心理学では「認知バイアス」などと呼ばれていますが、この思い込みの力は修正しようとしても修正できないほど強力であると思い知らされています。
とくに「コロナ禍」でいろいろなところで感じていて、この「思い込み」は世の中の殆どの動きに関係しているような感じがしています。情報操作されやすい大きな原因の一つであるかも知れません。
ちょっと寄り道しますが、以前に面白いツイートを見つけたので一例としてご紹介しておきます。
原典は知りませんでしたが、確かに我々が子供の頃には恵方巻きという習慣はありませんでした。おぼろげな記憶では海苔業界のキャンペーンで始まったと記憶していますが、今や全国区になってしまいました。
こうなってくると「後付けバイアス」が働いて我々よりも若い世代が昔から関西にあったと話します。ですが昔はこのような変な習慣はありません。全国区になってしまうと、事実を告げても覆らないのです。同人活動をはじめてからこの現象を嫌でも、そして至る所で痛感させられ続けています。
●同人業界と出版業界における女性の力。
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