朝ごはん part.116,117
母の作るものは見た目が綺麗だ。飾り付けにはこだわらないが、凝り性で一時が万事やることが丁寧なのである。見出し画像は母が作った豆腐のグラタンである。ネットでレシピを見て工程を間違わずに焼き色も綺麗だ。
ただ、ちょっと固い。滑らかでなくて、固かったねと母自身が言っていたのだが、なぜ作る時に食べられる固さにしないのかともやもやしてしまう。
生クリームを足したり、網でこしたりすればよかったのではないか。
私より料理の腕前は確かな母に文句をつけることはよくないと分かっている。自分だって、母以上に失敗するではないか。
一体全体なんでこんなに作りすぎてしまったのだろうか。一人分と思っていたパスタ麺の量が二人分だったことがまず誤算で、平打ちはさらにちょっと胃に重たかった。
サンドウィッチは前日の夜から朝食で作ろうと決めていて、パスタをゆでる間に何も考えずに作ってしまった。冷蔵庫を見たら鱈があって消費期限ぎりぎりだったから使ってしまわなければならないと思った。
朝食に私の計画性のなさが表れている。これが朝でも昼でも夜ご飯でも多すぎる。
私にとって理想的な一人分の食事の量というものを見つけたい。
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