俳句part.93「冬霞」
世界には多くの不幸があって尽きることがないようです。元日を襲った大地震は、大きな被害を生みました。
ただ、生きているだけの私に比べ、社会にどれほど貢献してきた人たちが被害に遭われたことでしょうか?
世の中は本当に不条理です。
塗り込むる不安の陰や冬霞
打つものか叩かず供す冬霞
黒ビオラ猫の誇りと冬霞
冬霞戦争と猫の事情は闇の中
佇むや膿んだニキビに冬霞
川下に蠢く気配冬霞
川縁の花の名知らず冬霞
捨て猫の不都合なるか冬霞
庭の花消されたる如冬霞
災害の亀裂を覆う冬霞
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