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コーチのためのスポーツ心理学番外編③日本のアスリートリーダーと僕の夢

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日本人アスリートに真のリーダーはいるのか

ここ数本のnoteでは、「リーダーシップ」についてまとめてきました。

また、前回のnoteでも少し触れていますが、私自身も修士論文のテーマとして、アスリートのリーダーシップというテーマで修士論文を執筆しました。

「リーダーシップ」という言葉自体は広く知られているとは思いますが、その明確な意は?と問われれば中々、説明するのは難しいのではないかと思います。

アスリートが発揮するリーダーシップは、アスリートリーダーシップと呼ばれ「アスリートがチームの共通の目標 の達 成に向けて、チームメンバーに影 響を与えるプロセス」と定義されています。

Northhouse,2010

深く触れることはやめておきますが、大切なのは「プロセス」であるという部分です。

それ故に、かなり複雑でわかりにくい。しかし、個人としてはだからこそ面白いとも思っています。

さて、そんな複雑リーダーシップですが、それを発揮するアスリートをアスリートリーダーと呼びます。

日本の様々な競技の様々なチームにも色々なアスリートリーダーが存在していると思います。

しかし、日本国内を飛び越えて、その競技を象徴するような日本人アスリートリーダーと言われるとまだまだ少ないというのが現状なのではないでしょうか(特にチーム競技において)。

これまでのnoteでもまとめているように、リーダーシップは、チームの成長や成果の発揮に大きな影響を及ぼします。

チームが活動している以上、リーダーというものは確実に存在してきますが、そのリーダーの「質」(のようなもの)は必ず存在し、国内のリーダーの「質」はまだまだ低いのではないかと個人的には感じています。

例えば、初心者ばかりのチームに経験者がチームに加わった場合、その経験者は、前所属のチームにおいてリーダーでなくとも、リーダーになる可能性は高いのではないでしょうか。

しかし、それは本当の意味でリーダーなのか?という少し厳しめの視点でリーダーについて考えて見た際に、日本人アスリートに真のリーダーは存在するのか。という疑問を感じました。

今回のnoteでは、その疑問について現状の自分の考えなどをまとめながら最後に少し自分の夢?目標についてまとめていければと思っています。

現段階でも、書きながら何度も修正を繰り返しているくらい自分も色々な考えが浮かんでいるので、皆様の意見もコメントなどに残していってもらえればなと思います。

世界的な日本人アスリートリーダー

皆さんは、世界的な日本人アスリートリーダーと言われると誰を思い浮かべますか?(こちらもよければコメントなどで教えてください)

僕自身がパッと浮かんだのは

長谷部誠選手(サッカー)でした。日本代表において三大会連続でキャプテンとして活動されており、海外リーグでも長くプレーする中で、リーダーシップを発揮したというような記事が多く見られるお手本のようなリーダーという印象です。

⇧高校生の頃、すごく愛読していた本⇧

最近では、日本人のサッカー選手が欧州のチームでキャプテンを務めることも多くなってきているそうです。

また、サッカーだけではなくバレーボールの日本代表のエースでもありキャプテンの石川祐希選手も海外のトップチームにおいてキャプテンを任命されているそうです。

繰り返しにはなりますが、リーダーシップは、チームの成長や成果の発揮に大きな影響を及ぼします。

このような世界的にもトップレベルのチームにおいてもリーダーとして活動していけるようなアスリートが日本人から生まれてくることで、自然と日本代表のレベルアップにもつながっているのではないでしょうか(もちろん、それが全てではありませんが)

実際、サッカー・バレーボールは、近年の国際大会において良い成績を収めているような気もします。

僕の夢

球技の中で、サッカー、バレーボールに続いて、バスケットボール、そして私の専門であるハンドボールにおいても、それぞれの本場(アメリカとヨーロッパ諸国)で活動する日本人が徐々にではありますが、増えてきている印象です。

しかし、その中でキャプテンを務めることができるようなリーダーシップを発揮しながら活動することができている選手となるとまだまだ難しいのが現状なのかもしれません(バスケットボールに関しては、詳しくないので僕自身が知らないだけでいらっしゃるかもしれませんが)。

バスケットボールもハンドボールも選手も本場で活躍する選手が増えている=スキル的には、国際的にも通用する選手は徐々に増えていっている。とも言えると思います。

これからはそれに加えて、前回のnoteでまとめているようにアスリートリーダーとしての成長に必要なことなどを併せて伸ばしていくことが重要になってくると思います。

この章のタイトルにしている「僕の夢」に関しては

ハンドボールの本場であるヨーロッパのクラブチームにおいて、キャプテンやリーダーとしてチームを牽引することができる選手の育成に携わることです。

(そもそもそういった選手は育成できるの?という疑問も少しばかりありますが、ないこともないと思っています。)

そのためには、ハンドボールの技術はもちろん、難なく英語などでコミュニケーションを取ることができる能力、リーダーとしての資質や態度、環境への適応力など本当に様々なことが求めらます。

そして、そのような選手の育成に携わるためにもまずは自分自身がそのようなスキルを身につけていく必要があると思いますし、自分自身も選手のリーダーシップという育成についてもっともっと知識や理解を深めていく必要があるので、自分自身も学び、実践していけるようにしたいと思います。

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