私が理科教員になってから(10)〜地元に帰るまで〜
地元に戻りたい
以前勤めていた学校での専任教諭7年目
授業と時間割づくりはやってて楽しかった。
しかし、職場にいると毎日のように喉がつかえた。
精神的に限界を感じていた。
地元で以前勤めていた進学校に戻りたい。
もう気持ちを抑え込むことができなかった。
この年、そのチャンスが訪れて、採用試験に挑んだ。
模擬授業を必死こいて練習した。
しかし、結果は不採用。
それでも必死こいた分だけ報われたい。
すがるような思いで、名古屋の様々な私立高校に採用の問い合わせをした。
産休代替の常勤講師に応募
この年の11月くらいだったか、ある学校から「産休代替の常勤講師だけど応募しないか?」というオファーが来た。
最初は迷った。
そして学校の雰囲気や具体的な状況を知りたかったので、その学校にお邪魔し、教頭先生にお話を伺った。
懇切丁寧にいろいろご説明をいただいた。
私の話についても受け入れてもらっていると心から思った。
働きやすいオープンな職場だというのがすぐに分かった。
ただ、専任教諭ではなく雇用期間限定の常勤講師という待遇。
専任という安定な状態が不安定になる。
どうしたものか、年末年始まで悩んだ。
いろいろな人に話を聞いていただいた。
そして・・・
採用試験を受けることに決めた。
ただ、その内容にビックリ!
あるクラスの授業を1時間お借りして、授業をやるということに!
普段の授業以上に緊張した。
何ちゅう度量の大きい学校なんだ?!
何だかんだで採用が決まった。
それでも不安は拭えなかった。
本当にこれでいいのか?
移籍しても契約が終了したらどうなるのか?
(この時点で)40代になるのが近づいている。
生き抜けるのか?
不安を抱えながらの地元帰還であった。
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理科教育力向上ラボ
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