産業社会と人間
「産業社会と人間」
この記事をご覧になっている皆さんは高校でこんな科目があるのをご存知だろうか。
この科目は全日制高校の「総合学科」(=普通科と実業科が融合したような学科)や、通信制で必修科目となっているのだとか。
私自身、通信制高校に関連した仕事をしていたこともあり、名前だけは知っていたが、中身が全く分からなかった。
それで最近、この科目の中身を知る機会があり、テキストブックをのぞいてみたらビックリ!
キャリア教育そのまんまじゃないか!
普通科の高校の中では、総合的な探究の時間の中で様々なキャリア学習・進路学習がなされているところもあるようだが、むしろ産業社会と人間を高校1年の必修科目にした方がいいと思ってしまったのは私だけだろうか?
参考にテキストの一例として、学事出版の「産業社会と人間 よりよき高校生活のために」の目次をご紹介。
各学校特有の事情があると思うので、すべての内容を完ぺきにこなすことは難しいかもしれない。
しかし、普通科の進路学習やキャリア学習、あるいは教科横断型の学びとしては必要なことをコンパクトに綴られている。
しかも、生徒自身で考えるためのワークを随所に設けている。
普通科の高校では総合的な探究の時間が必修科目となってはいるものの、形骸化しているというのが現実として起こっているところもある。
私もその事例をこの目で垣間見たことがあるが、このテキストを有効に活用すれば、進路学習・キャリア探究・教科横断型の学びが十分できるのではないかと思う。
ただ、指導する教員の体制によるのだろうが、産業社会と人間を専門的に指導する教員を設けることができたらなおさらよいのかもしれないが。
このあたりは今後の検討課題ということで。
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