今年のお正月は何気に一味違うことに気づいた話
一月三日、三が日が終わりを迎えようとしていますね。
でも、正直そんなにお正月らしい生活もしてなかったな・・・
いつもの毎日の延長みたいなお正月だった。そう思っていました。
でも、よくよく考えたら、
昨年の年末年始から今年のお正月にかけて、私は今までの人生でやったことのないイベントを
たくさんやっていたことに気づきました。
今までと今回は何が変わったかって?
それは、「結婚して家庭を持った」ということ。
それに伴い、私の年末年始の過ごし方も、実は例年と大きく変わっていたのです。
変わった点その1 「おせちを作った」
おせち料理。それは今まで、「作られたものを食べる」ことに徹していた料理でした。
母はおせち料理を時間をかけて作っていて、お正月の朝には3段のお重にぎっしりご馳走が詰め込まれたおせち料理が並びます。
私は言われれば手伝うことはあったけれど、基本的には食べる側でした。だって、母の料理は美味しかったから。
でも、今年からは一応自分も家庭を持ったということで、
母のそれには及ばなくても、日本の伝統のお正月気分を少しでも味わえたらな、と思い。
紅白なます、筑前煮、きんとん、そして我が家のおせちの定番だった私の大好物、紅茶豚を作ってみました。
紅白なますなんて、特別好きなわけでもなかったのに(笑)。
でも、それがあると「おせちだなあ」って感じがして。
夫も喜んで食べてくれたし、夫のご両親にも喜んでもらえて、嬉しかったですね。
夫もまた、夫家での今までのお正月の定番だったお雑煮をふるまってくれました。
関西風の白味噌ベース、具材は野菜中心の、優しい味。
それぞれのお正月文化をもちよって、ささやかに元旦の朝を楽しみました。
変わった点その2 本格的に大掃除をした
えっ、今まで大掃除してこなかったの?なんて声が聞こえてきそうですが・・・
そうです(笑)。
実家にいるときは、母がやっていたのを言われて手伝う程度だったし・・・(ゴメン母)
一人暮らししてからは、日常の掃除程度にしかやっていなかったのです。
今年はというと、昨今の事情もあり、おうちにいることが増えたこともあって、
特にキッチン周りの汚れが気になっていたので、重曹やら激落ちくんやら古布やらを駆使して徹底的に掃除。
今までどうしていいのかわからなくて放置してたコンロ上のフィルターにも手をつけました。
油汚れのドロドロがひどくて引きましたが、がんばって落として9割方すっきり!気持ちよかったー。
他、年末中にちょっとでも家の中を綺麗にしておきたくて、
・家中の掃除機かけ
・洗濯槽の掃除
・雑多に物が置かれていた棚の中の整理
も、できました。
あ、冷蔵庫の中も掃除したかったな・・・
まあ、それはまた今度にしましょう。
私は別に掃除が好きなタイプではないんですが、
心地よい環境にいることに対する重要度は結構高くて
家にいる時間が長くなると、家の中を心地よく保ちたいという意欲が湧いてくるんだなあ
と、自分を再発見しました。
変わった点その3 「ご馳走する立場」になった
今まで、自分がなにか食事を振舞ったりする機会はあまりなく、
むしろ、誰かのお家でご飯をご馳走になることの方が圧倒的に多い環境にありました。
ところが結婚したことにより、「家に人をお招きする」という機会が、今までよりは増えています。
新型コロナの影響で今はあまり出来ませんが・・。
それでも、日常的に交流のある親族(私や夫の両親など)とはご飯を食べることがあります。
この年末年始は、夫のご両親に年越し蕎麦と、少しばかりのおせちを振舞いました。
料理するのは好きだけど、人様にお食事を出すのは実は毎回ちょっと緊張します。
今回も、天ぷらをお蕎麦に乗せただけの極めてシンプルなメニューでしたが、
出す時には内心ドキドキしています。
実際自分が食べた感想としては、「やっぱり天ぷら屋さんの天ぷらのほうが美味いな・・・」と思ってしまいましたが、
感謝なことに、ご両親は喜んで食べてくださるので、作り手としては励まされています。
こうして「ご馳走する側」は、美味しいといって食べてくれる「食べ手」によって成長させていただけていくのですね。
自分が「ご馳走になる側」から「ご馳走する側」にもなりつつあるのだなあ・・と
感じたことでありました。
新しい家族ができたことによる、今までとは違った2021年のお正月。
毎日の生活自体はさして変わりばえしないようにも感じるけれど、
振り返ってみたら、きっと今までとは違う何かが始まっていた・・・・
そんな一年になっていたらいいな。
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