makitoさんの記事に宛てたコメント。(※ 「性と生殖に関する健康と権利」について)
2年前、makitoさんのこちらの記事に「性と生殖に関する健康と権利」についての感想を書かせて頂きました。
※ セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:性と生殖に関する健康と権利)
以下私のコメント↓
私は9年前に『マキト恋愛道場』を知り、ずっと拝読し続けております。
特に、最近の「世界一欲求不満な日本人」「禁欲教育は人類を滅ぼす」は日本の性的タブーに斬り込んだ内容で興味深く拝読しました。
確かに多くの欧米諸国では、避妊具や避妊薬は安価で入手しやすく、日本では未認可の避妊パッチ、避妊注射、避妊インプラントなど、より安全な避妊法も普及しているとのことです。
特に若者に関しては、避妊薬や避妊具が無料になるなど経済的に優遇されているそうです
※
・イギリスでは緊急避妊薬も含め、避妊のためのピルやコンドームなどは年齢問わずほとんど無料
・ドイツ、ベルギー、オランダ、ノルウェーをはじめとする欧州諸国では、10代の若者を対象に避妊が無料化されている
・フランスでは、25歳以下の女性に対し、2022年1月から避妊薬や、避妊に関する医療機関での受診を無料にすると表明。(若い女性が経済的理由から避妊をやめることを防ぐため)
一方、日本では簡単に薬局などで入手できる避妊具はコンドーム(避妊失敗率2〜18%)しかなく、ピルや緊急避妊薬を手に入れるのにさえ、手間も金銭的にも負担があります。
現在、日本でも緊急避妊薬の薬局での販売を求める署名活動がありますが、未だに認可されていません。
日々のニュースで、望まない妊娠をした若い女性が乳児を遺棄して逮捕されたという報道がある度に、私は「日本にももっと安価で入手しやすい避妊具・避妊薬があれば…」とか「なぜ、DNAを特定して乳児の(生物学上の)父親も罰さないのだろうか」と悲しみや怒りが込み上げます。
日本社会のこういった理不尽も、若い女性の自尊心の低下に繋がっているのではないかと、私自身の青春時代を振り返ってみてそう感じます。
日本でもリプロダクティブヘルスへの理解が進み、安価で安全な避妊法や性教育の拡充など、
一刻も早く社会が変化することを望んでおります。
参考文献
・フランスでは、25歳以下の女性に対し、2022年1月から避妊薬や、避妊に関する医療機関での受診を無料にすると表明。↓
・ドイツ、ベルギー、オランダ、ノルウェーをはじめとする欧州諸国では、10代の若者を対象に避妊が無料化されている。
・イギリスでは緊急避妊薬も含め、避妊のためのピルやコンドームなどは年齢問わずほとんど無料。↓
https://www.afpbb.com/articles/-/3365611?act=all
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