「すれ違いざまの盗み聞き」ラリユルリダイアリー vol.9
4月9日(日)
京都の街、大通りから入った小道を歩くと、地元の方々とすれ違うことがある。
病院へ向かうおばあちゃんたちの会話
「もうしんどいから、タクシー拾うねん。」
「先生がなぁ、慢性や言うからもう(足腰の痛みと)付き合うしかないねん。」
やいのやいの訴え合いながら歩いている。
お家から出てきたおじいちゃんは玄関先で
「しもた!忘れもんした!」
と叫びながら家に戻る。
階段を降りながら
「むかしはこんな階段、わざと登ってトレーニングしとったんやで。いまはもう登りたい思わんけどなあ。」
と言い放つ。自慢話のようにも聞こえるが、ただただ今の等身大の感想。
とまぁ、いろんな会話を盗み聞きながら、実のばあちゃん、じいちゃんの話し方を思い出し、懐かしく、口元が緩む。
これからずっと地の言葉を忘れないでいたい。
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