見出し画像

8年近く使ってきたラン用GPSウォッチ、買い替えるならどれがいいか考えてみた

ランニングでずっと使ってきたGPSウォッチを新調しようかと考えてます。予算の制約はもちろんありますが、私のランには欠かせないもの。「どれがいいかな〜」と悩むのは、楽しい時間です。


GPSウォッチを使い始めたきっかけ

ランニングを始めて少しずつ走れる距離が長くなり、ハーフマラソン、そしてフルマラソンの大会に出るようになった頃。GPSが付いて心拍数も測れるランニングウォッチが欲しくなりました。

走り始めて数年はスマホのランニングアプリで十分でした。でも大会に出たりして走ることへの興味が増すうちに、ただの市民ランナーでも心拍数をベースにした練習が有効ではないかと感じるようになったのです。その考えは間違ってなかったと思います。

EPSONのGPSウォッチ

GPSと心拍の計測機能が付いたランニングウォッチは高価です。当時でも5万円ぐらいしました。数社が販売している中でどれがいいかと検討し、EPSONのSF850というモデルを選びました。2016年2月発売とあったので、その後間もなく、今から8年近く前に購入したはずです。

SF-850

GPSと脈拍の計測をともにオンにして20時間測定できるという、当時ではかなりバッテリーが長持ちすることか決め手でした。それから、見比べていた他社と圧倒的な違いはなかったので、それなら日本のメーカーを応援しようという気持ちもありました。

だいたい満足していたのだけど

以来、日常でもランニング時にもこの時計を使ってきました。これを買うまでの5年ぐらいは腕時計なしで過ごしていたので、大きな変化です。

他社モデルの使用経験がなく比較はできませんが、SF-850には概ね満足しています。GPSの電波を捕まえるのがちょっと遅いとか、ランニングしなくてもほぼ毎日充電が必要とか、ちょっとした不満もありました。でもそれは、いずれより使いやすい後続モデルが出たら買い替えてもいいなと思っていました。

ところが。

2019年だったでしょうか、EPSONがGPSウォッチから撤退することを発表したのです。

なんと、、、。

世界市場でしっかりシェアを持っているメーカーでないと、こういうことが起き得るんですね。残念。

そのままSF-850を使っていくのは問題なかったのですが、最近は大分と年季を感じるようになってきました。修理対応期限も過ぎてしまったし、そろそろ買い替えを考えようと思っています。

こんなGPSウォッチがほしい

私がほしい機能は、このようなものです。

  • GPS付きでと心拍(脈拍)が計測できる(必須)

  • GPSと脈拍の計測が20時間は連続して行える

  • GPSを使わない通常の時計モード(脈拍は測りたい)で1週間は電池が持つ

  • ランニングに加えて自転車、水泳、パドリングなどのモードがある

  • ランニングダイナミクスとか、ラン系の計測が充実している

  • 音楽再生や決済モードは特に不要

  • サイズが大きすぎないもの

  • 少なくとも5年は不便を感じずに使えるもの

これに続く点として、血中酸素トラッキングに興味があります。時計の画面に地図を表示する機能は、どれほど便利なのか感覚がよく掴めていません。すごく愛用するかもしれないし、時計の小さな画面ではイマイチと感じるかも、というのが今の感触です。

こんな希望をもとに、各社のモデルを比べてみました。志は大きく、フラッグシップモデルを見ていきます。

買い替えの候補①ガーミン(Garmin)

やっぱり気になるのは、ガーミン 。Forerunner965はバッテリーは長持ちするし(スマートウォッチモードで23日, GPSモードで31時間)多機能。血中酸素濃度に加えて、HRV(心拍変動)ステータスの計測というのも気になります。ガーミンには鉄板の安定性みたいなものも感じますし(使ったことはないのでイメージです)。

WIREDのこんなレビュー記事を見ていると、どんどん惹かれていきます。

でも相当高いんですよね、、。

ガーミンを使うならランニングダイナミクスも測ってみたい。これは965でも対応してるんでしょうか?

買い替えの候補②スント(SUUNTO)

ガーミン と並び以前からラン用のGPSウォッチを生産してきたスント。フィンランドのメーカーです。

新しく発売されたSUUNTO RACEが、ざっと見た感じではランニングに関してガーミンのForerunner965と同じぐらいの機能かなと感じます。

しかしこちらはガーミン以上の高額品、、。ちょっとつらいです。

買い替え候補③カロス(COROS)

この数年でグッと存在感を増してきたカロス。こちらは中国のメーカー。ほんとはEPSONにこのポジションを狙ってほしかった。

VERTIX2は、GPS計測140時間、通常使用だと60日という驚異的なバッテリー持続です。

ただ、写真だとちょっと見かけがゴツい印象です。個人的にはシンプルで目立たない外観が好きです。

そして、約9万円という販売価格、、。

まとめ

3つのメーカーによる、ランニング向けのフラッグシップモデルを見てみました。最初に調べたガーミン で「高いな〜」と思ったのですが、ほかの2社はもっと高額だとわかりました😔最上位ではないモデルも探ってみることにします。

最後に。

これだけGPSと心拍計測ができる時計のことを書いておいてなんですが、本当に格好いいのは、最新の高価なランニングウォッチをつけている人ではなく、「そういうの使わなくても、自分の心拍とか疲れ具合とかは自分の感覚で把握できるよ」という人だと個人的には思ってます。

私もそうなれればいいなぁと考えたことはあります。でもランニングウォッチを使い始めて約8年、残念ながら「自分には無理だ」と結論づけています。心拍が急上昇しているのに実感がなかったり、大会で大人数の中走るとペースの感覚がおかしくなっていたり。時計で心拍やペースを確認しないと上手いところに落ち着かないことがしばしば(しかも大事なときに)起こります。

なので私は、自分がその時々に応じて程よい走りをするためのサポート役としてランニングウォッチを使っていきます。頼りすぎにならないようにしよう、ということだけは忘れないようにして。

いただいたサポートは、ローライ35Sやローライフレックス2.8Cなどで使用するフィルムの購入や現像などに使わせていただきます。