ドクダミ・ラン
雨の多い季節になりました。この時期、住宅街などを走っているとドクダミの花をよく見かけます。名前の響きや繁殖力の強さから、庭の花としては歓迎されないことが多いようですが、私にとっては春の菜の花や秋のキンモクセイなどと同じように、季節を感じさせてくれる好きな花です。
特に、雨の後のドクダミの花は緑も白も色合いが鮮やかになっていて、見入ってしまうことがあります。
日陰気味で湿度の高い場所を好むというイメージがありますが、ランニングで林の中などを通ると、意外にあまり見かけません。たまたま私が通る場所がそうなのかもしれませんが、あったとしても他の野草の隙間で遠慮がちに花を咲かせていて、群生というほどではありません。住宅地とか車道と歩道の間にある緑地帯とか、時々は人の手が入るような場所の方が元気になる植物なのかもしれません。
ハーブ好きな人などにはよく知られているように、ドクダミにはさまざまな役立ち効果があると言われています。うちでも、ドクダミを摘んで化粧水を作ったことがあります。
夏場、ランニングで日焼けした後にこの化粧水をよく使います。効果のほどはすぐにわかるようなものではありませんが、スッと肌に染み込んでいくような感じがします。残りの量を確認して、少ないようであれば今年も作ろうと思っています。
ここまで書いたあと、初めての場所をランニングしてたら見つけました。ドクダミが群生する未舗装の細道。こんなところを走りたかったのです。
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