ランニングで通る「地元」田んぼの新米を食べる喜び
よく走るお気に入りのランニングコースのひとつに、田んぼ脇の道があります。稲が植えてある時期も、そうでない時期も、景色を楽しんで走っています。最近は、刈り取られた稲の残りが伸びてきました。
稲刈り直後はこんな感じだったのが。
最近は緑一色に。
10月に稲刈りされた田んぼのお米。少しすると、近くの農家で新米として販売され始めました。それに気づいたのも、ランニング中です。
家からはそれなりの距離があります。でも走っていける範囲は、私にとって「地元」です。
「地元米」をぜひ、食べてみたい。とはいえ重さが5kgとか10kg。米袋を持って長い距離走るのはなかなかしんどそうです。
以前、ランニング中に直売所の梨を買って持ち帰ったことがあります。そのときは2kgで腕が筋肉痛になりました。
売られている中で最小の、5kgの米袋でもさすがにつらそうです。
リュックを背負って走るか、おとなしく自転車にするか。
はい、自転車にしました。
販売しているのは、農家さんの自宅敷地内。屋根付きの作業場に案内されて、袋に入った新米を渡してもらいました。この分厚い米袋、いいですね〜。
農家さんに「ランニングでよく田んぼの脇を走ってて、ここのお米を食べてみたくなりました」とお伝えしたら、「さっき買いに来た人も同じこと言ってたよ」とのこと。
販売されている場所は田んぼから500m以上離れています。それでもこの辺りを走る人はちゃんと気づくんですね。私と同じように感じているランナーがほかにもいることを知って、ちょっとうれしくなりました。
農家さんから、お米がとれた田んぼの詳しい場所も聞きました。一面に広がる田んぼの中から「ここだ」と特定できたのです。それもまた、うれしいことでした。次のランでは、さっそくそこへ走っていきました。
地元産のお米、ふっくらとしてとてもおいしかったです。ときに私も同じ太陽や雨を浴びてたんだなーと思うと、なおさらです。
炊いたお米は、写真に撮る前に食べ切ってしまいました。そして農家さんでの販売は大人気だったようで、翌週また行ったときにはもう売り切れ。
来年は、ここの玄米を食べてみたいと思っています。そしていつか、自分でもお米を作ってみたい!という気持ちが改めて強まりました。
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