コロナで迎えた初めての夏と大学生たち
コロナの影響は、それはそれはあらゆるところに及んでいるけれど、
どの年代にも、それなりの不都合や不便があるだろうけれど。
私が気になっているのは、今年の大学一回生。
やっとこさ受験を終えて、新しいキャンパスライフに、それこそ期待と不安とワクワクを胸に、地方から出てきた子たちも多かったと思う。
でも入学式すら中止
その子たち、どうしたんだろう。また実家に戻って、大学受験してた自分の部屋の机で、大学のリモート授業を受けてるのかな…
大学にも立ち入れないから、サークルの体験をすることも、友達を作ることもできず、新しくバイトを始めようと思っても、それだって例年のようにはいかなかっただろうし。
履修の選択の仕方だって、実はなかなかややこしくて、本来ならサークルの先輩からアドバイスが聞けたり、友達と相談してこなしていくものだと思う。
飲食店が閉店に追い込まれたら、それは目に見えて被害が分かりやすいけど、出会いの場や経験が失われているっていうのはどうだろう。
被害が表に見えるわけじゃないから気づきようがなくて、タチが悪い気がしてる。
もしかしたら花火大会で出会って、恋が始まったかもしれなかったのに。
サークルで一生つき合っていく親友と出会ってたかもしれないのに。
バイト先に尊敬できる先輩がいて、将来の仕事を決めるキッカケになったかもしれないのに…。
そのタイミングを失ってることには、気づくことはできない。
そんな大学生たちが、きっと全国にたくさんいる。
大人になってからの出会いもあるけど、この時期に出会う人や経験することは、人生を左右するようなことも多い気がしていて。
それをしないで大人になってしまうことで、将来なにか抜け落ちているような感覚になったりしないだろうか……
そんなことを考えてた。
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