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映画「型破りな教室」(2025映画編No.2)
・おすすめどころではない!全人類観た方がいい貧国で起きた実話
・教師と生徒のハートフルどころではない!これぞ教育!
・親ガチャ国ガチャ 「環境」というものについて思考する時間
全米が泣いた!とかの宣伝があったわけではないので
あまり話題にはならず 比較的小さな映画館でしか上映していないけれど、これこそ大問題!
BIGシネマ(東宝、109、ピカデリー系)にて数店舗で上映されてもいい名画。
とは思いつつ、メキシコ映画ということで なかなか難しい。
この作品は
学ぶとは 自分で考えるということ を全身全霊で教える教師と
考える、調べてみる という思考の流れに気づいた子供が
どんどん興味を持って試して気づいて発見していき
全国トップの成績をとるほどに成長した生徒達の実話。
教師の人間性や理解者であるコミカルな校長先生の人間力には本当に感動で
真っ直ぐな目の生徒達には完全に心を奪われる。
子供達を通じて 可能性 をみる事ができる。
家でゲームばかりして サボっていて勉強をしていなかった。
とか そんな薄っぺらいことではなくて
貧国での教育環境、家庭環境ではそもそも 学ぶ という事が普通にできない。
実際、この映画は2011年(わりと最近)のメキシコの東部、抗争の絶えない危険地域での話で、2011年にしてネット環境も少ない、学校にPCの普及がない
学びたくても学べないという環境。
学校へ通いたくても通えない家庭環境や、悪の組織へ自動的に進まないといけない子もいる
どうしようもない環境に言葉も出ない
で。
これは貧国のお話で終わっていいのか
現在 7人に1人は貧困だという日本はどうなのか
先進国ゆえ 気づきにくいだけで
これは
他国ごとではないと思う
シリアスながらも情熱と可能性と優しさに溢れた名作
全員観て!