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くまさんとの対話 10 (心療内科の先生とのおしゃべり)
明日は診察日。何をお話ししよう。
おうちにいることに焦りを感じていたのに、いつのまにか慣れてしまった。緊急事態宣言が解除されて、家族は外出するのに私は家にいる。だって自粛期間も日常の買い物には行っていたし、昼休み誰もいないオフィス街の散歩はしてたし、行きつけのカフェも営業していたから、人の少ない時間にたまに立ち寄っていたし。余計な外出をしないと決めてしまえば、どれもこれも無駄な用事のように感じられてきて、買物の回数も減っていった。
そういえば、子供の頃も友達と遊ぶことなどめったになかったのだ。優しい同級生に誘われて家へ遊びに行ったりしても、居心地の悪い思いをするのがオチだった。大人になって、あまりに退屈で、フツーの遊びをまねてみたり。子どもが手を離れたころからは、SNS上の付き合いを始めてみたり。
もしかしたら、少し無理をしていたのかもしれない。ひとりでおうちですごす週末を繰り返すうちに気づいたこと。