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Tekapo

20年来の旅の友(子羊)を無くしたショックで、テカポがどれだけ素晴らしかったか、お伝えしてませんでした。

まず、3泊4日、素晴らしいお天気に恵まれ、昼も夜も絶景を楽しんでまいりました。

着いた初日は強風で雲も出ていて、予約していた天体観測ツアーを延期しようかと思いました。でも、夜中になったら風も止み、雲もどこかへ行ってしまって、満点の星空でした!
ツアーは望遠鏡を使って土星などを見るのが45分、その後、隣接する温泉のプールに浸かりながら星を見るのが45分の約1時間半のツアーでした。他にも天体観測ツアーをしている会社があったんですが、温泉に惹かれてここを選びました。説明してくれたオーストラリア人のお兄ちゃんも、他のスタッフも良い対応で、楽しかったです。

味をしめた私は、翌日も翌々日も、バックパッカーを抜け出して、毎晩、天体観測を楽しみました。
南十字星やひっくり返ったオリオン座や天の川がキレイに見えて、素晴らしかったです。すーっと動いていく人工衛星や流れ星も見ました。
実はオーロラの見える日だったので、南の空がなんとなくピンクがかっていました。目で見るより、シャッタースピードの長い写真を撮ると、ずっときれいに見えるそうです。(私のカメラでは写りませんでした。残念。)

*noteで見つけたToru Shiratoriさんのお写真が素晴らしいので、ここに貼りたいのですが、どうやるのか分からない。。。。
https://note.com/toru_shiratori/m/m087a9e9a5faa

昼間はハイキングに行きました。
初日はMt Johnという展望台のある丘へ。急ですが短めの坂を40分ほどかけて登り、頂上に出ると立派な天文台と喫茶店があります。360度、雲のない青空の素晴らしいコンディションで、雪をかぶったアルプスの山並みがきれいに見えていました。車でも来れるので、頂上は人で一杯でした。
運良くニュージーランド在住の日本人の方と話せて、どれがマウントクックか教えてもらいました。マウントクックはニュージーランド最高峰で富士山くらいの高さがあります。ただしとても険しいので一般の人は登山できないと思います。

下山は、なだらかな湖畔に降りるルートで戻りました。頂上とは裏腹にハイキングコースには人がいなくて、ほぼ一人でした。素晴らしい風景を独り占めしている気分で、最高でした。

広々としたなだらかな丘の上からのコバルトブルーの湖を見下ろしている。手前には羊のぬいぐるみが気の杭の上に載っている。とおくには雪をかぶった。山脈が見える。
彩度の高いコバルトブルー。

翌日はCowans Hill Walkに行ってみました。町からすぐ裏の丘に登る短いルートで、ここも風景独り占めでした。途中に大きな松ぼっくりが一杯落ちている林があり、子羊ちゃんと写真を撮ったのが最後の一枚になってしまいました。泣。
丘の上から湖を見下ろした風景をタイトルに使いました。このルートはマウンテンバイクでずっと走っていけます。

今回の旅では、旦那さまがクリケット観戦している間の数日間をどう過ごすかが私の課題でして、久しぶりに、スケッチでもしようと、道具を持参しました。なので下手くそですが、ここに貼っときます。

スケッチブックの見開き。水彩の風景画。左に天体観測所。奥に雪をかぶった山々が描かれている。
Mt Johnからの眺め。

こんな絵でも2、3時間かかるので、気をつけていたけれども、日焼けしました。
因みにテカポの町は標高700mで、他の低い位置にある湖と地下のパイプでつなげて、高低差と氷河からの水を、水力発電に利用しています。

スケッチブック。雪山と湖を背景に色とりどりのルピナスの花が描かれている。
二日目、Pines Beachにて。湖畔にキャンパーバンで来ている人達が、ギターを弾いたり、ご飯を食べたり、泳いだり、ノンビリ過ごしてました。

それにしても、ルピナスの花が最盛期で「めっちゃキレイ!!」を何万回も言ってしまいました。

本物はこんな感じ。
湖畔の遊歩道沿いには延々とこんな風景が続いていて、何度も歩きましたが、飽きませんでした。

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