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Swanage to Kingston

雨が降りそうで降らなさそうで、天気予報とにらめっこしながら決断、するのは旦那さま。私は優柔不断な性格なので、決められた事を黙って遂行するのみ。まぁ、歩いたりする時はね。
で、歩き始めたら、やっぱり降ったり止んだり。風が無いので傘さして歩きました。
最初に通ったDurlston Country Parkが、地質学が好きならきっと面白いだろうと思わせる、素敵な公園でした。今日は7時間も歩く予定なので、立派なビクトリアン時代の建物にカフェがあったけど、寄りませんでした。また来よう!と思います。
海に向かって斜面に置かれている地球儀は写真だけ撮りました。

白い石製の大きな地球儀が置かれていて、まわりに鉄の柵が囲っている。後ろには草の生えた丘があり左の隅に建物も写っている。
「日本は?」と思って探したけど、てっぺんにあって見えませんでした。

今日の歩きはめちゃくちゃスリリングでした。ルートがぬかるんでいたからです。ベタベタくっついてくる泥の道で、すぐに靴の裏に泥のお団子をくっつけて歩いている様な感じに。平らなところは気を付けていればいいですが、坂だと上りも下りも、本当に難しい。泥の靴は滑りやすくグリップが効かないし、手すりがあるわけでもないし。「怪我するのが一番困る」と、自分に言い聞かせながら、慌てずにゆっくり歩く。ああ、時間がかかるー。
雨はショボショボ降っていたけれど、まぁ見晴らしも良くて、「もっと酷いコンディションの時もあったよね。」って、楽天的に考えられた。30年くらい山歩きやってると、私でもいろいろ経験しているらしい。

薄緑色の牧草地を要する丘がそびえている。手前は下り坂で、青いシャツの人物が急な階段を降りている。左手は海岸線で、奥に丘が連なっているのが見える。小さく白いヨットも停泊している。
下りの階段。かなりドロドロで、滑りそうだった。向かいの丘も延々と上り階段が見える。

サクサク歩けるルートはできるだけ頑張って早く歩いていたせいか、3時間くらいの時点でもう3分の2くらい来てると判明。お天気もなんとかもってくれて、最後はなだらかな坂道をずっと内陸に行き、終点の町、Kingstonのパブに到着。一時間に一本バスが通っているので、とりあえずパブで一杯呑みながら待つことに。

英国の古いパブ。木のテーブルに塩コショウセットと鉄のパイントグラス。奥の方にエールビールの入ったパインツグラス、そして手前に横倒しになったレモンとブルーベリーのケーキとハーフパインツのリンゴジュースが置いてある。
カウンターの上にあったケーキと目が合ってしまった。

結局あの7時間というのはガセネタだったのか?
私達は4時間半ほどで今日の行程は終了できて、嬉しかったけど。「明日だったかも」とか、旦那さまが不吉なことを言う。やだなぁ。明日の方が上り下りのきついルートなので、あんまり泥だらけじゃないといいなぁと祈る。
今日はお天気が今一つだし、ルートのコンディションも悪かったせいか、あまり人に会いませんでした。でも、帰りのバスはダブルデッカーな上に、ほとんど満員で、びっくりしました。

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