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死に至る病に耐えられないから。

死に至る病を得るとき、
甚だしい痛みと絶望に
耐えられず、逆に死を選ぶ人がいる。

その気持ちは理解を通り越して身近なものにある。

一分一秒が苦しみである状態をその場しのぎで気を紛らわしながら過ごし、その虚しさに更に絶望する。

なんの救いもない。

誰一人何のいたわりもくれず孤独に耐え忍び、上っ面の笑顔で出来ることならと他者に僅かながらの奉仕をしようとしても、苦しみは押し付けられても喜びは返してもらえない。

明日生きていられる保証がないのに、今日笑えない。

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