見出し画像

乳がんの記録(術後5日目)〜退院決定。一旦これまでを振り返ってみる♯152

全摘した胸から出てくる体液が少なくなってきたとのことで、本日、ドレーンが体から抜けた!退院日1日早まり、明日退院!やったー!!

早朝の病棟医の先生の回診で、「子供がいるので、退院日を早めたいです」と再度念押しで言うと
「液も減ってるから大丈夫やとは思うけど、あんまり早くドレーンを抜くと週に何回も外来に来て注射器で液、抜かなあかんしね。インフルエンザがめちゃくちゃ流行ってるから、この時期に外来に何回も来るって、インフルエンザもらいにくるみたいなもんやで。」と軽い脅しにも似た忠告をもらっていたけれど😆、
主治医の先生曰く、抜いてよしとのことで、術後から入っていたドレーンの管がようやく抜けた!
胸の横に2mmほどの穴が空いてて、そこにドレーンが入っていたのだが、抜く時は、少しばかりの違和感はあったものの、一瞬のうちに抜けた。(穴は自然に閉じるとのこと)

そして、午後はドレーンも抜けたので肩をあげるリハビリ。ずーーっと、「右腕は脇から、絶対に離さないでね!傷口が裂けるかもしれないからね!」と色んな人に念押しで言われ続けてきたから、なんか変な感じ。なかなか術後は肩が上がりにくいとは聞いてはいたけど、案外上がる。作業療法士さんも
「かなり上がっていますよ!」とのこと。
先生の手術の腕が良いからか、それとも日常的にやっていた軽い運動が奏功したのか。
でも腕を上げると、痛みはないものの確かにひきつるような違和感はある。そこを怖がらず、伸ばしてみる。ヨガやストレッチの時の「わぁ♡いたきもちいい〜〜」を心の中で叫びながら。
違和感を怖いと認識するのではなく、いたきもちいいと認識してみることで、ほんの少し伸びが良くなることにも気づいた。

リハビリ後、主治医の先生が傷口のテープを張り替えてくれると、少し右腕をあげた時の違和感がとれた気がした。テープの影響もあるのかな。
また先生とは治療に関することの受け応えしか普段はしなかったけれど、その時の雑談や、先生と看護師さんとのやりとりで、先生の人柄も垣間見えた気がした。これからも長く付き合うことになるだろう先生。こうやって人柄を伝え合えるような雑談も大事だと思う。

無事に退院が決まったものの、明日からまた日常が始まると思うと嬉しいような、もう少しここに居たいような笑。
でも、息子がLINE電話で話してるとき、覚えたての四字熟語を使って「一日千秋の思いで待ってるから!」と言われ、ちょっと嬉しくなった。

今日は、最後のまとまった一人時間なので、乳がんで自分自身が学んだことを紙に書き出してみた。乳がんの告知を受けた際、この病気が私の人生の転換点だったとあとから言えるように、一つ一つのことから逃げずにしっかり向き合っていこうと誓った。書き出してみると、私ががんを通して、向き合ったものは、死や老いの迎え方、家族との関係、友人という資産、食生活や運動習慣といった基盤作り、そして自分は生きている間に何を残したいのかetc その項目は10以上にも及んだ。
きっとこれはこの先も、学び、考えを深め、そして少しずつ自分の行動も変わっていくのだろう。むしろ、変わっていきたい。

次の外来診察は月末。
この時に病理検査の結果がわかる。そしてそれ以降の治療方針も決定。次の治療が始まる。
まだまだ先は長い。
とはいえ、次の外来までは、ボチボチ日常生活に慣れながら、束の間の休息を過ごしたい。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集