イベント登壇男女比率への違和感がないことに感じる激しい違和感 #SDGs5
驚くほど話題になっていませんが、衝撃的なニュースがありました。
実際、日本で男女比率を意識することは、ものすごくハードルが高いです。私自身も、代表に就任した際に、自社主催のイベント、ad:tech tokyo の女性登壇者3割を宣言し、行動してきました。が、想像以上に大変でした。正直ちょっと舐めてました。
参考記事:
女性登壇者比率を拡大ダイバーシティ強化へ(MarkeZine)
関係者の同窓会とは言わせない(国際イベントニュース)
既存の有名人(ビジネス界ではほぼみんな男性)だけを集めるほうが、売上見込みは安定します。安定しているので、評判が落ちるリスクもありません。新規(女性が多い)に挑戦することは、一見、コンテンツの質の保証もなく、集客にもつながりにくいです。
「既存」を減らし「新規」を優先して、売上を落とさないか?毎日がその戦いでしたが、結果は、2019年は過去最高のパス売上を達成することができました。開催前は「今年のad:tech tokyo、無名な登壇者ばっかりだけど大丈夫?」のような否定的な意見も多くいただきましたが、開催後は、女性スピーカーへの意見はなにもでてこなかったです。(実力は同じだから当たり前なんですけど。)
結果、多くのご協力をいただき、2018年に6%だった登壇者比率は、2019年は28%まで伸びました。でも、それでも結果は未達です、ごめんなさい。2020年はチーム一同、比率目標を毎日見直して調整しています。コロナは言い訳にしません!
一緒に「違和感」を感じる仲間が増えてきた
長期的なROIを考えると、今たくさん苦労したとしても、今すぐ新規(女性が多い)に挑戦したほうが良いと断言できます。
メディアでもイベント登壇でももちろんそうですが、企業の役員会でも政治でも、全てにあてはまることです。地球規模でみても日本はすでに遅れているので、今、少しでも無理しないと、何周も乗り遅れて巻き返し不可能になってしまいます。すでに周回遅れなのです。
2019年に女性3割と騒ぎ続けた結果、今年はいいことがありました。仲間が増えたんです。最近は事務局からわざわざ聞かなくても積極的に女性推薦のご協力いただけたり、全員男性のイベントやメディア特集に対して異論を唱えてくださる方が、身の回りにふえてきました。
全関係者に、無理やり女性の出る場を増やせ、とは言わないです。ただ、たとえばイベント来場者が4割女性ならば、その代表であるイベント登壇者は、4割までは達成がみえるのではないでしょうか、普通に考えて。
業界的にそもそも女性が少ないところに、今から3割目指せ!とごり押しするのはナンセンスですが、既存関係者に女性が一定数いるのであれば、代表者の男女比率は合わせるべきと思います。合わせるべきというか、偏りに違和感を感じるべき。メディアだったら読者層、イベントだったら参加者層を参考に、帳尻を合わせられたら良いと思います。
できない人を叩くのではなく、できた人を褒めていく
前述しましたが、日本はこのような悲しい国なので、日本で男女比率を意識することは、ものすごくハードルが高いです。
ゆえに、男女比率を主張している人は、自分の首を絞めるかもしれない覚悟なのです。私自身も、こうやって発信したりしてさらに自らを追い込んでいます。(長期的には絶対ROI合うと信じていますが短期的にはどうしても修羅の道。。)
サステイナブルな明るい未来のために、あえて大変な道を選んでいるので、ぜひ、#SDGs5 を意識できている人がいたら褒めてあげてください!
特に”男性”で、男女比について主張される方には大きな拍手をあげてください!!
なぜかと言うと私は女なので、女性の数が足りないピンチの最終手段に、自身を切り札として使えるんです。でも男性はその手札がないですし、有名な同性を前に異性の推薦をするのも難易度も高いかもしれません。
だからこそ責任を感じ、積極的に主張していこうと思います。
最近、SDGs目標の5つ目、「ジェンダー平等を実現しよう」にちなんで、#SDGs5 で発信をはじめました。ジェンダー平等意識しているな、あれ?これは大丈夫かな?そんな意見があったら、ぜひハッシュタグ使ってくださいね。
ありがとうございました。
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