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こころ。10年前と9年前を思い出しながら。

10年前のTwitterには、画像も動画も共有できなかったんだって。10年前の自分は、まだ学生だったね。

就職活動をしていて、溜池山王にある会社の面談に行こうと自宅を出て、エレベーターをおりて、駅に向かっていたら木々がとても揺れているから、風がとても強いなって思ったら、ぐらぐら揺れて驚いた。ただごとではない揺れを体感して、慌てておうちに戻った。

エレベーターで母親とすれ違ったから、母親はエレベーターに閉じ込められたんじゃないかって、すごく焦って不安になった。

一度家に戻ったけど、改めて駅に向かうと、電車は止まっていて、公衆電話は長蛇の列。そこからの記憶はあまり覚えていない。父親はその日帰ってこなかった。ニュースではちょっと信じられない映像ばかりでこわかった。苦しかった。

その日会う予定の面談担当の人が東北出身の人って、たまたま知ってたから不安だった。とりあえずメールして、今日は行けませんって連絡したような気がする。

それから、計画停電があって、就活もストップした。ちょうど説明会ラッシュで毎日都内で説明会を2-3件予約していたけれど、全て中止に。一旦自己分析に集中しようってなったんだった。

10年前。

10年後。

未来はどうなっているかはわからないけれど、このnoteというサービスがまだ続いているならば、2021年3月11日、電車に乗りながらの帰り道に、ちょっと気持ち悪いから、気を紛らわせるために10年前のこと振り返ってたってことを思い出せるように。

久しぶりにスマートフォンで、最寄り駅までって時間を設けて言葉を紡いでみた。

休職明けの時は、行きの電車で今思ってることとか、不安な部分とかを綴ってたなぁと。

9年前、2012年3月11日は、大学4年生。サークルの卒業コンサートで、オリジナル曲を作りたかったから、後輩と一緒に曲を作ってた。震災があった時間には、N棟のベンチに腰掛けて曲作りを中断して、春の風を感じながら黙祷してた気がする。今日みたいに温かい日だった。

「こころ」って曲名だった。当時のノート、実家に戻った時に写真に撮ってた。

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こころがあること、生きていること。そのことに感謝をしながら、また歩いていこう。

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