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#44「ちょっとだけ先輩ママの魔法の言葉」〜小学校それは小さな社会の話〜

みなさんこんにちは^^
「ちょっとだけ先輩ママの魔法の言葉」にご来訪ありがとうございます!
保育士をしながら2人の男の子育児真っ最中のおおともゆうこです。
このnoteを通じて私が伝えたいことはコチラから
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2月も後半戦、北風が体に染みる季節ですね!
乾燥はウイルスの大好物!!
加湿をして体を温めて風邪ウイルスが入ってこない体作りを心がけてみてくださいね^^

1月最後に投稿した記事
「現役保育士が教える 子どもの本の読み癖をつける方法」
大変好評いただいて、たくさんの方に読んでいただき嬉しく思います。

まだ、読んでないという方、子どもに本の読み癖をつけたいなと考えている方は是非お待ちして^^

本日の記事はある映画を鑑賞した私の気持ちを記事にしようと思いました。

「ちょっとだけ先輩ママからの魔法の言葉」と言うコンセプトからは外れてしまいますが、この映画は小学生を経験したことがある人は是非見ていただきたいと思うのと、
子育ての観点からもお伝えできることがあると思い、今週の記事のテーマにさせていただきました。

私が観た映画はこちら
「小学校〜それは小さな社会〜」The Making of JAPANASE

監督・編集 山崎 エマ

私がこの映画に出会ったのはつい最近のこと、
YouTubeでこの映画の中のある部分を短編作品にしたものを見たのが始まりでした。

その名も「Instruments of a Beating Hear」

この動画を観終わった頃には大号泣してしまって、すぐに映画についての情報も調べ「小学校〜それは小さな社会〜」と言う映画に出会うことができました。

ちなみにこの短編作品はニューヨークタイムズのサイトでも配信されてニューヨークタイムズ史上最も見られた作品となったそうです。
それくらい海外の方から見た日本の教育はとても注目されています。


小学校〜それは小さな社会〜

海外と日本の教育の違い

どうして、日本の教育は今、そんなに注目されているのか?

海外と日本の教育の概念がそもそも違っていて、「学校」という場所の役割が大きく違っている。

日本の特徴としては、
学校は教育の場でもあるが生活習慣を教える場でもある

海外の学校では、学校は勉強をしに行くところ、極端に言えば勉強しかしない場所。
学校生活の中に、給食当番もなければ掃除当番もない。

変わって、日本の小学生たちは、登校してきた瞬間から生活指導が入り
靴は下駄箱に揃えて入れることを入学式の翌日から教わり
日直であれば、授業が始まるまでに黒板を消さなければならない。
委員があればその仕事に責任を持って取り組む。

これだけ見ても、日本と海外の「学校」としての役割が全く違ってきます。

日本人の私たちは小学校入学した時から

「自分のことは自分でやる」
と、いう生活習慣を教えられていたのです。


海外の学校は雇用の場

アメリカでは学校というのは雇用の場だから、
子どもたちが掃除をしてしまうと、用務員さんのような雇用が減ってしまうのではないかという疑問点もあるようです。

しかし、
掃除=綺麗にするという目的であれば用務員さんは必要かもしれないけれど、ここでいう「掃除」というのは、

自分たちで使った場所は自分たちで綺麗にするという習慣を身につけることが目的になっています。
使った用具は元の場所に戻すのも、次の人のことを考えての行動ですよね。

そして、幼い頃から掃除をすることが習慣付いていることで、将来日本にもたらす未来がどんなものになったかというと、

「日本はゴミが落ちてなくて綺麗」という海外の方からの声が多く寄せられるような日本につながっているような気がします

また子どもに掃除をさせるなんて罰!
と、海外の方は思うようですが、

確かに、小学校では掃除はしなくてよかったのに、中学校、高校から突然掃除が始まったら罰に感じる人もいるかもしれないけれど、幼い頃からの習慣(自分たちの場所は自分たちで綺麗にする習慣)付いていれば、掃除=罰には感じにくいようにも思います。


行事に対しての練習や熱意

日本の学校には文化祭、運動会、音楽会etc…
年間でもたくさんの行事があります。

海外にも行事はありますが、日本と違うのは、その為にクラスが一丸となって練習をしないところ。

日本の行事の特徴は、運動会で走る速さを競うだけではなく、みんなで力を合わせる練習をして達成感を味わう。
そう言った経験を毎年当たり前にあることが海外から見るととても画期的なこと。

自分たちで何かを体感して学んでいく。教わるのではなくやっていく。
何かを乗り越える経験が、人と共に何かをやっていく、社会に入る練習にもなっている。

個人よりも思いやりが世界のお手本に

最初にも書きましたが、欧米とはそもそも教育の入り口が違います。

欧米では、個人や個性への優先順位が高く個人をつくってから、その次に集団へ。という考え方。

変わって日本はまず集団の中での責任や役割、居場所、貢献を教え、その後に個人を作っていくという真逆な考え方。

この「小学校〜それは小さな社会〜」は教育大国のフィンランドですごくヒットしたんです^^

その理由は・・・。

フィンランドの教育は「自由」な教育で有名なんですが近年、それはやりすぎてしまったのではないか?と言う地元の方々の不安の声が上がっているようです。

なぜ、そう思ったのかというと、

自分たちのことしか考えられない子どもたちが増えすぎている課題がある。

日本のように「自分以外の誰かを想う気持ち」を練習している方法を見て自分たちの教育を見直すきっかけになったそうです。

シンプルに嬉しいですよね^^

日本は欧米から学びたいと思うことが多いが、日本には日本の素晴らしい教育がある。だけどそれは私たちにとって当たり前なことばかりで「素晴らしい」ということに気づけなかったのはちょっと寂しいですよね。

短編作品の中で、先生に注意されて泣いてしまう女の子がいるんですが、それを見てもちろん「かわいそう」とは思うのですが、

先生が意地悪で言っているわけではなくて、その子の伸び代をしっかり理解した上での指導だと私も同じ教育者として感じる部分は多く、結果的にその子はいっぱい泣いたけど、乗りこえることができた。

そして、それは、1人だったら乗り越えられなかったかもしれないけど、担任の先生や友だちが励ましてくれた温かい言葉たちは彼女の今後の力になったに違いないと見ていて思いました^^

幼い時の経験は辛いことも、悲しいことも、楽しいことも、全てその子の栄養になる。

もちろん、やりすぎて学校へ行けなくなってしまうことも今は課題として残るが、子どもの伸び代を伸ばしてくれるのであれば愛のある指導は大切なことのように感じました。

本編の映画の中でも先生たちが子どもたちに怒るシーンはたくさん出てきて、今のご時世的には体罰ととらえる人も少なくはないと思うけど、同じ教育者として、小学校に通う子の親として、そんな逆風には負けてほしくないというのが本音です。

この映画を観て我が子たちの今の学校の姿や、将来6年生になった時の彼らの姿がイメージできたのがすごく楽しかったです。


今週もお疲れ様でした^^

絵本の他に「楽天ルーム」にて絵本や育児本(その他も笑)を載せています。
お時間ある時に遊びにきてください^^
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毎週金曜日にnoteを更新してます^^

今回の記事を読んでいただいた方、ちょっとでも興味を持っていただいた方、ここで出会えた縁を大切に大切に育てていきたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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