インドヨガ日記 ⑤ l シヴァナンダヨガ・オープンクラス1〜3回目
8月にビギナーズコースを修了し、オープンクラスを受ける資格を得た。
前回の日記はこちらです。
オープンクラス 初回
ラダック旅行のあと、久しぶりのヨガである。
ビギナーズコースは月水金の週3日、朝6時から7時半という枠で通っていた。全12回のうち、最後の3回は出ることが出来なかったので、担当の先生がオープンクラス7日間無料キャンペーンをしてくれた。
つまり日曜から土曜までの7日間が無料だったのだ。しかし結局来れたのが金曜日になってしまった。
受付にいたスタッフは見たことのない人だったが、今週のオープンクラスを無料にしてくれることになってると伝えたら、なるほど〜と言ってニコニコしていた。
ヨガセンターにはスタッフが結構な人数いるようで、皆笑顔が素敵で普通に話しやすい。今のところ、気難しいヨガ仙人のような感じの人はいない。
スタッフ同士も仲が良さそうだ。
オープンクラスは2階(インドでは1st floor と言う)の教室で行っている。
この日の参加人数は6名で、思ったより少なかった。
講師は2週間前の女性の先生ではなく、メガネをかけた若めの男の先生だった。
(ビギナーズコースの最終日は担当の先生が寝坊して来なかったので、オープンクラスに混ざったのだ)
私は先生に向かって右側の2列目を自分のテリトリーに決めた。
右の一番前の女性は前回も同じ場所におりすごく目立った。身体が大きく、痛みがあるのか、腰や足を庇いながら動いていたからだ。
ヨガマットを窓際の壁に沿って二重に敷き、壁によりかかってポーズを取ることも多い。
だが堂々としていて、ただならぬ存在感とヨガのキャリアを感じる。
呼吸法は基本的にビギナーズコースで習った練習と同じ。
吐いてお腹に力入れて緩ます、がすごく長かった。50回くらいを1セットとして3セット続いた。最後の方は力が入らなくなり腹部がだるくなったので、思いのほか筋肉を使っているようだ。
呼吸のあとは太陽の礼拝。こちらもまだ続くのかと思うくらい長く、汗だくになった。
オープンクラスの洗礼を受けた。
続いてドルフィンから、ヘッドスタンドの練習。やはり自分では足が上がらない。
ヘッドスタンドは後ろの人がぬるっとやっていて、かっこよかった。
見ていると、やはり力だけではない何かで足が上がっている感じがする。
その後は、
2. 腰に腕当てて肩で立つやつ
7a-b. うつ伏せから足上げる
( 7a → b の間のポーズで、床についている片足の膝を曲げてあげている方の膝を足の裏で支えるというのが新たに導入された)
6. 上体起こす
8. 腕で足持ってゆらゆら
5. ストレッチ
10a. バランス
12. 三角
を順番に行った。
バランスよく、すべて網羅している感じのクラスだと思った。
ビギナーズコース明けで間があいてしまった自分には復習にもなってとてもよかった。
少し足の形が違ったり、応用編があったり、先生によって少しずつマイナーチェンジがあるのも面白い。
この日、ビギナーズコースで一緒だったメンバーは誰も見かけなかった。
ビギナーズコースが月水金の朝6時からだったから同じ時間帯で誰か続けているかと思ったのだが、日中や夕方の時間帯にもクラスがあるのでそちらに行っているのかもしれない。
うっかり誰の連絡先も聞いてなかったので、偶然会うしかない。
久しぶりのヨガで疲弊したが、リハビリとしては上出来だった。
来週からはお金を払ってのオープンクラスだ。
オープンクラス 2回目
この日は先週と同じ先生、同じ受付スタッフだった。
先生は中堅どころの安定した感じの男性で、たまにポーズを指摘して直したりはするが、割と寡黙なひとだ。
ビギナーズコースの先生は人見知りをしないおしゃべりな男性だった。最後に会ったときには弟の仕事の紹介を頼まれたりもした(冗談だと思うが)
ヨガによる疲労を気持ち良さが上回るようになった。筋肉が伸びるのが気持ち良く、これがさらに快感になるんだろうというのがわかる。
しかし、持病の坐骨神経痛がぶり返した。
左臀部の奥〜左足に響く痛みで、安定して運動していないとたまに出てくるのだ。
以前偏った自己流の筋トレをした時にも痛くなった。
筋肉のバランスが崩れたり運動不足だと悪化すると自分では考えている。
ストレッチすると痛みが和らぐので血流がよくなるヨガは良さそうだが、中には腰や股関節に負担になるポーズもあり、様子をみながら無理のないように練習をする。
この日はガネーシャ生誕祭の直後で、教室の祭壇の中央にいるガネーシャがピンクの花の首飾りを下げていた。
呼吸のパートは変わらずつらい。
左鼻は詰まってて苦しいし、
息を勢いよく吐き出してお腹をへこませる運動は前回と同じく腹筋がだるい。
チャクラを高める運動だからしっかりめにやるんだと思うようにしているが、お腹へこませるのを頑張ったら朝食べたバナナを吐きそうになった。
大きく吸ったあと息を止めてから吐く練習もあって、そちらはかなり慣れて来た。(今までわかっていなかったが、45秒間息止める練習をしていたらしい)
基本詰まっているのは左鼻孔だけなので、両鼻か右鼻孔から吸えれば余裕だ。
ヘッドスタンドは全く足が上がる気配がない。やはりサポートがないと動かないようだ。
新たな発見があった。頭に体重がかかりすぎている。
組んだ掌にも負担がかかり小指と薬指が潰れて痛くなる。
ということは、もうちょっと頭は体に近づけるのと、両腕(肘)にも体重が均等に乗るように腕をつく位置を調整する必要があるのだろう。
どなたかのブログに、頭と腕を正しい位置にさえ置ければ足は勝手に上がると書いてあった。
勝手に上がるとはどういう、、
ヘッドスタンド達成へのプロセスが全くわからないので、自分でできる練習法をネットやYoutubeで見ながら練習しようと思う。
ビギナーズコースの先生には危ないから自分でやらないようにと言われたけど、まあ、危険のない程度にでも何かやらないとモチベーションが続かない。
どちらかというと自分の成長よりヨガというものを分析したい気持ちの方が強いので、すぐにできなくても焦りはない。
ヘッドスタンドができるようになったら、そのプロセスを納得できるように書き残したい。
前回も感じたが、オープンクラスの参加者は皆ヨガ歴が長そうなので、若干自己流のアレンジがある。
なのでちょっとした隙に教室内を見渡すとみんな違うことをしている、という瞬間があって、なかなかシュールである。
余裕ができたらオープンクラスのメンバーにも話を聞いてみたい。癖の強い感じの人が多いので話かけるハードルが高いのだが、同じ曜日に出ていたらそのうち顔を覚えてくれるだろう。
ちなみにオープンクラスの金額は 300 ルピー/回、2000 ルピー/月だ。
週に2回以上通えば月 2000 ルピーでも元が取れるが、今回は足腰の痛みが少し心配だったのでとりあえず都度払いにした。
オープンクラス 3回目
坐骨神経痛が、、ということを言い訳にしばらく遠のいてしまい、2週間ぶりのヨガだった。
今日の先生は若い女性だった。
小さめぽっちゃり体型で、ヨガ講師としては珍しい。それでもヘッドスタンドが出来るのだから、バランスとコツなんだろうな。
私の通う時間帯のオープンクラスは毎回4−6名程度。
いつも最初と最後にマントラというお経のようなものを誦える。
音程やリズムは聴き慣れては来たが、一緒に口ずさむにはまだ時間がかかりそうだ。
この回の女性の先生は、毎回ポーズを微調整してくれる先生だった。
私が言われたのが、仰向けで手足を放り出して寝るゆるゆるポーズの時に、腕をもっと開くこと。45度と言っていた。
あとショルダースタンド(腰に腕当てて肩で立つやつ)で頭がちょっと斜めを向いているのでまっすぐにするように、とも言われた。
先生によって気になるポイントが違うので、毎回講師が固定よりはいろんな先生のクラスを経験した方が面白そうだ。
ヘッドスタンドは今回もやっぱりできなかった。久しぶりだったので、ビギナーズコースで補助してもらって自立した時よりできなくなっていた。悔しい。
腕を踏ん張るのがつらいのだ。一ヵ月前は大丈夫だったのに、やはり運動しなくなって全身の筋力が落ちていることを実感した。
呼吸が1番大事で、バランスを取るときはお腹に力を入れるようにと言われたが、どうしても腕に力が入ってしまう。
レッスンの最後に先生からそれぞれに一言フィードバックがあって、足を上げる前に、ヒップを高く上げてと言われた。
なかなかコツが掴めないので、先生が帰るところを捕獲して少しだけ個人レッスンをしてもらった。
前回までは頭に体重がかかりすぎて頭の接着面が痛かったのだが、今回はやはり腕が痛い。でも言われる通りに呼吸に集中して、お腹に力を入れると、不思議と腕と頭にかかる体重が軽く感じられる。
一度も自分でできたことがない、と言うと、「練習続ければ絶対できるから大丈夫」と励まされた。
飽きっぽい自分が心の中でつぶやく。
そのうちできるとは思う、ヨガを辞めさえしなければ。
飽きっぽい人は皆そうだと思うが、今までの人生を振り返ると、何かに取り込むとき、ある程度出来てすぐ飽きるか、出来なくてすぐ飽きるか、なのだ。
ヨガはこの自分に打ち勝って続けたいと思う。
帰りの会計で、ヒュンダイに勤めているのかとスタッフに聞かれた。前に日本人だと話をした(それは覚えていてくれた)が、多分日本と韓国のメーカーは区別がつきにくいんだろう。
チェンナイの駐在は韓国人の方が多いから、家族がヒュンダイで働いているという人がヨガセンターではメジャーなのかもしれない。
週に2回は来れるように誓い、ついに月払いにした。
筋トレもしっかりしよう。
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