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「業務切り出し」の言い換え、何かいい表現ないでしょうか・・・

先日、障害者雇用に取り組んでいるある担当者の方から、
「仕事の切り出し」という表現がいやだと感じていらっしゃること、
余分なものや、不要なものを出すというようなイメージがあり、
この表現よりも、もっと別の表現のほうがよいのでは・・・
というコメントをいただきました。

障害者雇用に取り組んでいる方たちは、
雇用している障害者の方に、どんな仕事をしてもらえばよいのか、
適切な業務がないか・・・と、日々探していることが多いので、
障害者雇用における「業務の切り出し」っていうと、
多くの方が反応してくれやすい言葉で、使っていたのですが、
そんな考え方もあるんだな~と、思いました。

障害者雇用の中での「業務切り出し」とは、
つまり、障害者社員にしてもらう仕事内容を作り出すことです。

しかし、この表現は、障害者雇用の世界の独特の言葉みたいですね。

最近、マーケティング関連の方とお話する機会が何回かあり、
「【業務の切り出し】って・・・、
何となく意味はわかるけど、そういう表現するの?」
と何人かの方から、言われました。

障害者雇用に関わっていない人は、この表現は「何だろう?」
って感じがするみたいです。

ちなみに、厚生労働省が
「障害者雇用ゼロ企業に対する提案型雇用支援の推進」
を進めているのですが、
この中では、職務の選定に係る支援として、
職務選定、職務創出、職務再設計という表現がされていました。
切り出しではなく、それをさらに分解して、表現している感じです。

英語だと、jobやworkという表現になるのですが、
jobは、「仕事内容」「一つ一つの作業」「ポジション」のことを表し、
workは、「働く」という行動そのものを表すので、
jobという表現のほうが、本質的に合っているのかもしれません。

ジョブコーチという、
障害者の仕事をしやすい環境をつくったり、
サポートする専門職があるのですが、
それも、こういう意味が反映されているのかもしれないと思いました。

ジョブ選び、ジョブつくり、ジョブ構築、しごと開発、しごと構築などは、
あんまりネガティブなイメージにならない・・・かも。

まだ、ピンとくるものは、思い浮かばないのですが、
いい案あれば、教えていただきたいです。

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