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勝手にストレングスプロファイリング ゲスト:甲斐監督(明誠学院大学陸上競技部)

先日からオーディブルを始めまして、池井戸潤著「俺たちの箱根駅伝」を読み(聴き)ました。
その中に登場する、大学駅伝チームの新監督に就任する甲斐さんが、まぁとにかくカッコよくて、ステキなんです。
いかにもこの新時代に求められるマネジャー像だと勝手ながら判断し、彼の人物像から彼のストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の資質をこれまた勝手に想像してみたいと思います。
※ネタばれするような内容ではないかと思いますが、気になる方は、先に本をお読みくださいね~

まず「個別化」はかなり上位にお持ちかと。
ひとりひとりの選手に対する観察眼がハンパない。それぞれの優れた点、ユニークな点に気づき、ひとりひとりにあった練習メニューを提示できる。
選手の過去成績、コースの特徴、天候などあらゆるデータをベースにしており、よって「分析思考」はお持ちだと思う。ただ、データが全てという人ではない。それよりも先程の「個別化」が上位に位置していて、データで拾えないようなアナログな情報までもバランス良く包括しているのが彼の強み。

限られた期間で、新監督体制に批判的な大学の陸上競技部OBからの支援をとりつけるべく、まずは学生連合チームで結果を出していくというルートの選択は「戦略性」から来るところかと。
またこの資質は、実際のレースが悪天候になった場合は…と想定しながら、王道プラン以外の他のプランを準備しているところからも感じられる。

「指令性」があるがゆえか、彼は対立に怯えることがない。大学OBによる批判や、ライバル校の監督によるマウンティングなどに一切怯まず、また学生連合チーム結成時に反抗的だったメンバーに対しても平静で明確なスタンスを保っている。
とは言え、強いリーダーにありがちな孤立した立ち位置でないのは、「個別化」「共感性」によるメンバーの能力や感情の理解ができているからではないでしょうか。

箱根駅伝本番、想定外なことが次々と起こる。
それに対し、冷静に対応しているのは「適応性」ありと考えることも出来なくはないが、事前のあらゆるシミュレーションの準備からくる「戦略性」が寄与しているように思う。

また、箱根駅伝と言えば、車の中から監督が選手に声をかけるシーンがよく見られるが、甲斐さんの場合、正にその声掛けが選手への絶大な勇気づけになっている。
これはレース中に選手が何を考えているかを自然と感じられる「共感性」能力と、「コミュニケーション」で相手によってどんな言葉をかけたらいいかを見極め、それを実際に言葉にして相手に影響を与えることができる。
また、彼がレース中に選手にかけている言葉からは「未来志向」を感じさせられる。
ん?もしかしたら、「運命思考」かも?

あーー、これ楽しいな。
新しい趣味にしようかな。
次回は"成瀬“とか。

普段はクリフトンストレングスのレポートをお持ちの場合は、それをベースにして、クライアントさんの才能や強み発見のお手伝いを「まじめに」しております。


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