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低空飛行を受け入れる
こんにちは。ゆうこりんです。
今回は、シンプルに「自分への癒し」のために文章を綴っております。
私は、基本的に気候がどうとか気圧がどうとかで体調を崩したりはしないタイプです。徐々に涼しくなっていく秋はわくわくするし、空気が澄んだ冬も好きだし、春は新しい1年の始まりという雰囲気が大好きだし、根がパリピなので暑かろうがなんだろうが夏も好きです。
日本最高かよ。
だけど、最近本当に元気が出ないです。
季節や気候のせいじゃない。
理由はありますが、どうしようもないことです。
できれば、今は何も頑張りたくない。
できることを淡々とやるくらいにしておきたい。
「現状維持は衰退だよね」という感覚は持ち合わせている人間ですが、それでも「常に全力で、死ぬ気でやれ!!!」みたいな脳筋マッチョな価値観には嫌悪感を抱きます。「ガムシャラ」とかもどちらかというと苦手です。
基本的には、無理しないほうがいいと思っています。
個人的には、無理をしたからいい結果になった、ということのほうが少ない気がします。
だからといって、私は今までの人生で決して無理をせずに生きてこられたかというともちろんそんなことはなく、したかったわけじゃないけど結果的に無理してやるしかなかった、というガムシャラな時期はたくさんありました。
昔はむちゃくちゃな生活でも全然いけてましたw
というか、最近でも全然あります。柄にもなく頑張っちゃうこと、今でもしょっちゅうあります。そのときはフルパワーで走り抜けているのであんまりわからないんですが、振り返ると「なんかめっちゃしんどかったな」と後になってドカッとダメージを喰らうことが。
それがあまりにもキツイので、フリーランス1年目となる去年は意識的に「絶対に無理しない、頑張りすぎない」をモットーに、できるだけ攻めすぎずに、ゆっくり暮らすように、とても気を遣って予定を組んでいました。
だから、独立したてのくせに全然積極的に営業もしませんでした。
それでも、ありがたいことに友人や知人からお仕事のご依頼を次々にいただき、「暇すぎる、どうしよう」なんていう時期もなく、必死に一つひとつの制作と向き合ってきました。
おかげさまで「とりあえず出す」「なんとなく形にする」とかでこなすのではなく、そのときできる精一杯考えて、試行錯誤して渾身のデザインをお渡しすることができたと思っています。
それはそれでいいとして。
なんで最近の私がこんなにも「絶対に無理しない」ことに神経を尖らせているかというと、めっちゃ頑張りすぎて限界突破しそうになったことが、自覚しているだけでこの4年間で2回ありました。
あんなにストレスまみれでギリギリの精神状態で生きてたアメリカ留学時代とは違い、「明らかに大変な状況だ」と気づきづらく、パッっと見では自分でも「まぁ頑張ればいけるっしょ」というふうにも感じられ、しかしじわじわと気づかないうちに無理を重ねて精神的に追い詰められていくような、タチの悪い苦しみでした。
その精神的なダメージを、まだ自分の中で完全に消化し切れていないのかもしれません。だから、無理するのがとても怖い。無理しないといけない状況になってしまうのを無意識に恐れていて、何がなんでも避けたいのです。
心の病気になったとか、そのときにかけてしまった迷惑のせいでまだ何かトラブってるとか、そういうことではありません。今それらが現実的に問題であることはないです。ただただ、当時本当に苦しかった。それだけです。
今日このnoteを書くことで消化したいことの一つが、そのときの苦しみについてです。
無理しすぎて莫大なダメージを受けたときの話
そのうちの一つが何かというと、2022年の秋冬のことです。
そのときはデザインスクールに通っていて、初めて使うツールに四苦八苦しつつ、毎週の課題を死にそうになりながら、それはもう人生をかけて持てる力を振り絞って必死にやっていました。
本業では看護師としてフルタイムで週に5日クリニックに勤務していました。新規オープンした時から入職したクリニックでは日々環境の変化が目まぐるしく、常に職場では様々な問題が起こり、やり切れないストレスをたくさん抱えていました。
同時に、この頃転職活動を始めました。最初は軽い情報収集のつもりだったのですが、エージェントとやり取りをしていくうちに実際にapplyをしたり、面接を受けたりとあれよあれよと進んでしまい、どんどん頑張らざるを得ない状況になっていきました。正直、これが無理しすぎてしまった大きな原因のひとつだと思います。
これ以上頑張る時間もエネルギーも残ってないにも関わらず、さらにストレスフルな「やるべきこと」を増やしてしまい、本当に精神的に負荷をかけすぎたと今では思います。
実は転職活動をしていたときは、「もう臨床の看護師は辞めよう」と思っていました。
そのため、外資系の医療機器メーカーなどの企業への転職活動を行っていました。私は今まで社員としては医療機関でしか働いたことがなかったので、この転職活動自体が大きなチャレンジでした。
企業ごとにResumeや職務経歴書の内容を毎回少しずつ修正し、二次試験では外国人のHR担当者と英語で面接があるなど、私にとってはかなりハードでした。オンラインでの面接がうまくできずに落ち込むことも多かったです。
そもそも私がここで働きたい!と思って見つけ出した求人ではなく、エージェントからスカウトがきてapplyすると大体面接に進むのですが、いただいたJob Descriptionだけでは、興味はあるけど本当に自分がやりたい仕事か?を判断し切れないことも多かったです。それにも関わらず、相手企業のことを一生懸命調べ、他の候補者に負けない志望動機やアピールポイントを理路整然と、ときには英語で説明しなければならないのは本当にプレッシャーでした。
企業の人事と面接する前に、担当してくださったエージェントと打ち合わせをする都合がどうしても合わず、クリニックの仕事中の短い休憩時間に外階段の踊り場でメモを取りながら隠れて電話をしたりもしていました。
いろいろと限界でした。
その後なんだかんだとあり(もう長くなるので割愛w)、結局次は決めずにもう3月で前職のクリニックは退職することにしました。そのときは本当に疲れ切っていて、しばらくゆっくりしようと思っていました。
そこでようやくほっとする時間が取れました。やっと、やるべきことがなくなった。落ち着いて、ゆっくりやりたいことを考えよう、と思いました。
そこでなんとなくGoogle検索をしていて今のクリニックの募集を見つけ、しばらくウォッチしていただけだったのですが結局見学に行き、私の希望の条件とマッチしたため週3非常勤で入職することにしました。
2月末から働き始めたので、なんならちょっとかぶって働いてました。結局思いっきりゆっくりする期間は設けられず笑。
ということで、今も現役で整形外科看護師をやっております。もう看護師としてやりたいことはやり切ったつもりでいましたが、違う環境ではまた新たな学びや気づきもあり、これもご縁だなと思っています。
とにかく、無理しない
こんな感じでどちらかというと流れで個人事業主になり、結果的にそれがとても性に合っていて、おかげさまで仕事も順調にいっているため、今はもう外資系企業に転職したいとは思っていません。
でも、だからこそあのとき頑張ってチャレンジしてみて良かったなと思います。実際にやってみなければ、話を聞いてみなければ、これからもことあるごとに"なんとなくの憧れ"を引きずっていってしまうかもしれないので、やっておいて満足しました。なので、無理してやらなければ良かったというような後悔は特にありません。
そして、今の働き方にもとても満足しています。何か力になれたら嬉しい、一緒に仕事をしたいと心から思う人たちとだけお付き合いをし、無理せず、やりたい仕事しかしていません。
だけど、最近は低空飛行ですね。
何が嫌とか何に困っているというわけでもないのですが、はっきりいって元気は全くありません笑。
今は頑張れるエネルギーがない、ということを明確に自覚しています。
元からそうなわけではなく、めちゃくちゃパワーがみなぎってるときもあるのでw、余計にそう思うのです。
仕方のないことなんですけどね。
今一緒にお仕事をさせていただいている方々は、何かのご依頼やご相談をいただくときに(私の事情に関わらず)「どうぞ無理せずに・・・」とこちらを気遣う言葉をかけてくださることが多く、本当にありがたく思っています。
だからこそ、文字通り無理せずに私が自分でいい感じに時間をやりくりすることで、できるだけ断らずに、ご依頼に応えられるようにしたいと思っております。
そして、それが本当に難しいのです笑。
おそらくフリーランスあるあるだと思うのですが、このタスク管理や仕事の調整は今後の私の課題です。仕事をしようと思えば無限にできるので、うまく休みを作れるようにならないといけないですね。
「頑張ればできそう」という、もう頑張らないといけないことを前提にした予定を組むのは本当にやめておいた方がいいと思っています。なぜなら、万が一そのバランスが崩壊したときに先方にご迷惑をかけることになるからです。
やはり、これからも維持できるような形で事業を運営していくことが大切だと思っています。先方も、別にこちらに無理してやってほしいわけじゃないということはわかっています。マネジメントは重要な仕事です。
というわけで、最近私が大事にしている「無理しない、頑張りすぎない」ことについて書いてみました。
今日もやるべきことはありますが、ぼちぼち進めていこうと思います。