2024は変化の年でした。暮れは三浦綾子さんの本を読んでいます。
今年、約7年勤めたクリニックを辞めて、とは言ってもすぐに辞められる訳はなく、半年かけて人員確保や周りとの調整をし、やっと辞められたわけです。
理由は、病院の古い体制だったり、先生への信頼感が薄れてしまったとか、毎日が単調すぎてこのまま年を取っていくのかとか、頑張っているお母さんの姿を子どもたちに見せられてないなとか、実家の母と弟のことを気にかけすぎてしまうから何かに集中したいとか、色々ありました。
今43歳なので、まだ動ける体で物覚えも大丈夫なうちに新しいところに移ろうと思い立ちました。
7月末あたりでフリーになり、看護師の派遣でほうぼうに出向きました。
多数の事業所に出入りするうちに、そこそこのやり方が見えてくるようになりました。
言い方悪いですが、潜入捜査の気分でした。
電子カルテや医療機器の新しさ、どの程度導入しているのか、紙カルテを残しているか、薬剤や医療器具の発注の仕方や、医療廃棄物の処理の仕方…
あとは、先生の性格、奥様がそのクリニックにどういう立場で関与しているのか(医療事務や看護師、人事だけ関与など)
スタッフの様子、先生との関係性、患者さんの様子…
観察するつもりがなくても目に入ってきます。
大変勉強になりました。
その後、ハローワークで近隣のクリニックの求人を見て条件に合う2か所に履歴書を送り、1か所からすぐに返事を貰い、面接。11月から就職となりました。
仕事が少し落ち着いてきて、
今は三浦綾子さんの本にハマっています。
大正生まれの旭川出身の作家、北海道を舞台にした作品が多く明治から戦後の時代背景の作品が多い。
展開が速めで中だるみが少ない。男女のもつれや殺人などサスペンス要素もありつつ、複雑な境遇の人間の心情の変化と個性豊かな登場人物が面白い。
サッパリとしていて、切り替わりが早い強く生きる女性像に相反して、いつまでも昔のことを引き摺る男性の描写も面白いです。
さて話は変わりますが、夏に島根県に行きました。
その土地にゆかりのある作品を読んでから旅行に行きたいとの思いで、松本清張『砂の器』を読みました。
2025は春休みに高知県に行く予定です。
高知出身の作家、宮尾登美子さんの本を読んでみようと思っています。
あとは、やっぱり司馬遼太郎さん『竜馬がゆく』ですかね。
私、幕末にほんと興味がなくて、どうしたもんか。
やはり読まないと思います。
来年は、高知旅行の記事を書きますので見ていただけたら嬉しいです!
今年も残すところあと僅かですね。風邪などひかぬよう新年を迎えましょう。