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中くらいの長さのプロフィールは 程よい自分自慢と、コンテンツの魅力がツボ

前回、ツイッター向け、そしてnoteのフロントページ向けの短いプロフィールの作り方を勉強しました。

忘れちゃった人、初めての人はぜひサクッと見ておいて下さい。

■最初に短い自己紹介文
■短い自己紹介文を発展させた中くらいの自己紹介文 ← 今回伝授
■最終的に長めの5000文字程度の自己紹介文

前回の短いプロフィールの作り方の最大のポイントは、自分を語ろうとすると失敗する、それゆえに、自分の好きなものから間接的に自分を語らせようという考え方でした。

今回の中くらいのプロフィールは前回の資産を利用しつつも、また独自の考え方を使います。その考え方のポイントを最初に身につけてください。

考え方のポイント:程よい自分自慢と、コンテンツ

前回注意深く避けたように、自分らしさを一生懸命追求すると意識高い系(笑)の人みたいな笑えるプロフィールが出来上がってしまいます。それを避けつつ、自分らしさを出してみましょう。

ベースになる短文があるから簡単です。

注意点としては、「なぜあなたがそれを人に勧めるのか」に十分に答えることです。これが、あなたらしさに直結します。くれぐれも、自分自慢を始めないようにして下さい。

ポイントは程よい自分自慢と、コンテンツの魅力です。

具体的に行きましょう。

問:あなたはなぜ「立ち食いそば」を勧める権利があるのか

前回から引き継いで、今回も立ち食いそばの小冊子を最終的に有料で提供するというシナリオで参ります。適宜自分が提供したいと思っているコンテンツに置き換えて下さい。

前回8分15秒で作ったプロフィールはこれでした。

立ち食い蕎麦が大好きなアラサーリーマン。自慢じゃないですが詳しいです。将来の夢はトッピング全部のせの蕎麦を堂々と注文すること。店主と仲良く蕎麦情報を交換するのも密かな楽しみです。彼女との初デートは立ち食い蕎麦が理想。立ち食い蕎麦の好きな方、オフ会やってレポートをnoteの有料教材にして一緒にオフ会の軍資金作りませんか。
(160字)

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プロフィール版のキャッチコピーなので、これで必要にして十分なのですが、「これぞ自分らしさが出たプロフィールである」という状態にするには、この中に1つだけ欠けている点があります。

それは、このプロフを見た人のこんな感想から生まれます。

「立ち食いそばのお得情報かあ、おれも昼飯は立ち食いそばが多いし、あれば便利そうだな。100円ならジュースより安いし、オフ会もけっこう楽しそうだ。」

ここまでは、こちらのシナリオ通りです。しかし、次にこういう反応があるはずです。

「なんであなたがこれを書いているんですか?あなたは何者ですか?あなたはどうして立ち食いそばの小冊子を有料で提供できるんですか?私に何をしてくれるんですか?」

「なぜあなたが?」この素朴な疑問に答えられないと弁護士も廃業せざるを得ないご時世

仮に世の中で、立ち食いそばのお得情報がたった一つしかなければ、問題はまったくないのです。

もし、世の中に経済評論家がたったひとりしかいなければ、自分はハーバード大学大学院でMBAを取得してゴールドマン・サックスで投資の実務に関わったことがあり、富裕層向けコンサルティングでは1000人の実績があります、こうした自己紹介は無用です。

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しかし、なんだかリッチそうに見える経済評論家ですが、ふたを開けてみれば優秀な人同士の競合が激しく、内情はけっこう大変です。

他の業種もそうです。弁護士の先生が仕事がなくて事務所をたたんでしまうなどというケースはザラです。当たり前ですが、高い弁護士費用を払うのですから、お客さんには選ぶ権利があります。ですので「私は難しい司法試験に合格して弁護士資格を持っているので、この案件を依頼してもらう資格があります」とか言っても、なんの説得力もありません。

だって、その資格を持っている候補者の中から選ぶのですから当然ですね。

一言で言えば、これは優秀な競合が多すぎて結局クライアントに「自分らしさ」を認めてもらえなかったのが原因です。弁護士資格のない人から見ると弁護士というのはさぞかしすごいんだろうなあ、くらいにしか思いませんが、弁護士業界の中では右も左もみんなライバルの弁護士です。とうぜん生き残れる人とそうでない人が出てきます。

そこで、今回の中くらいプロフィール作成です!

ぜひ、「立ち食いそばのことなら私に任せなさい!」というプロフを具体化していきましょう。

「自分らしさ」をプロフに反映させる具体化手順は意外と単純


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